重心を感じて立つ うまさきせつこのボディコントロール
痛い膝の方向を合わせて正座
先日のコラム力の流れの方向を合わせる
で、少し触れている膝が痛い人の正座の意識付けについて
改めてやってみた。
この方は正座が出来ないような痛みがある方ではないが
わかりやすい状態だったので写真を撮らせて頂いた。
坐骨~膝はみっちり間が付いているが
膝下は外に開いている。
股関節の内側を引き込んでから、坐骨~膝までの流れの方向に
できるかぎり膝下も合わせていき
坐骨~膝をできるだけ長く、座る時にはお腹が縮まないように背骨を伸ばすと
足首は少しカマ足気味になってしまったが
「今までにない感覚!」で座れている。
この写真はシンプルでわかりやすいが
膝が内を向いて膝下は完全に外を向いて足首は内側、
或いは膝が外に開いて膝下は内側である方も多い。
下腿O脚などで大きなねじれがある場合はまず立っている状態や
椅子に座った状態で、流れの意識付けをしていく必要があるが
ある程度、その感覚がわかっていくと、このような正座の意識付けもしやすい。
よく足裏をクロスして座る方もあるが、私的にはお勧めできない。
流れをねじらないで伸びている方が脚は楽になると思う。
こういうことをやってから、方向を変えて
股関節から脚が素直に出て、骨盤が持ち上がらないように
どうつかうかを考えながらやってもらうと
2年ほど前には開脚で座ることも、体育座りもきつくてできなかった方が
脚を自分でコントロールして体を連れて行かれることもなくY字バランスもできる。
もちろん脇の引き込みも使い、背骨も伸ばし体幹もしっかり感覚をつかまれている。
こんなことからやるの?
そんなことしてたら、やりたいことできるまえにおばあさんになっちゃうでしょ!?
いえいえ。
そうならないために大人は猶更、自分の体をよく知ること
無理なく使って、好きなことができるための意識付けが大切だと
思っている。
好きなことしてみれば怪我だらけ!
あちこち傷めてできなくなる、では悲しい。
怪我せずにやりたいことをするために、当たり前に必要なことはする。
それだけのシンプルなことだ。
先日、WSにおいで下さった同じマイベストプロの穂崎 賢一郎先生が
貴重なコラムの誌面を使って、ボディコントロールについて書いて下さったので
ご許可を頂いてこちらにリンクさせて頂きます。
現役治療家が興味を持つ「ボディコントロール」とは?
穂崎先生有難うございます。