新たに生まれる感覚を知る
最小の力を継続して抜きの感覚
昨日のワークショップでは、強い力で使うのでなく
最小限の力をずっと継続して、抜いて長くつなげていくことを
やっていただいた。
肩甲骨と脇を留めて、股関節はしっかり折れる状態で
繋がる背骨を土踏まずまで通している。
自分で流れを感じられるようになると
「えっ!?」
と思えるくらい、可動域が広がる。
肩甲骨を留め、肋骨を鳥籠のようにとどめて
背骨をひとつずつつなげて上下にどこまでも抜いていく。
「背中が反ってお腹が抜けてしまう」とおっしゃっていた人も
イメージを掴まれた。
教室のレッスンで以前やっていた丸椅子のお腹だけ乗せて
体幹から手足を抜いていくのをやっていただいた。
これは少し時間がかかるのではないかと思っていたが
昨日は2回目以上の方ばかりで
少しの時間をかけただけで、感覚をつかまれた。
最初はしゃちほこみたいに反っていた人たちも、流れを通すイメージをつかまれて
気持よさそうに伸びた。
何人かが同時にされると
なんだか、かもめのモビールみたいだ。
私はこういうグループレッスンが好きだが
いろんな人がいると、それぞれのアプローチがあり、
教師から教わる、一つの面でなく、多様な面が見えて
理解することが多いのだ。
観察する相手が多い方が、あらゆる情報として入るものが大きい。
神戸のワークショップも長く継続して下さる方が増えて
お1人ずつの成長度合いが著しい。
ここに来るまでは知らない方同士が、ここではお互いに協力して
自分が知っていること、できることを伝えあいながら
楽しそうに時間を共有し、終わればさ~っとそれぞれ帰って行かれる。
そういう「個」が集まって大きくなったり
また分裂したりの自由だけれど、温かくフレックスなのが好きである。