開脚から痛みなく脚を回す意識付け
股関節と脚を分けて面でプリエ
膝の方向が前であれ横であれ
どの向きであっても、爪先と膝の方向が合っていなければねじれたところには負担がかかり
流れは遮られてつながらない。
数度、向きが違うやり方でやったとしても、あまり変わりがないかも知れないが
何十回、何百回、数年と違った向きでやっていれば、ねじれたところに負担がかかるだけでなく
関連してつながるいろんな部分が影響を受けて歪んでくる。
だんだんにどこが元の原因かわからなくなってくる。
この動画は先日のコラム
坐骨~踵のラインをつないで中心に集める
の状態でプリエしたものである。
体幹から近いところからつなげて、点や線でなく、面を作る。
開脚前屈は中心に集めて面を作る
のように、座面が床か何もない空間かの違いだけである。
アンディオールも骨盤と脚がひと塊のまま回しても、うまくいかない。
股関節と脚を分け、股の底が床と水平になる意識を持って、
面でつないでやってみて初めて、無理のないアンディオールになる。
体幹の状態を整え、背骨が上下に伸ばせる状態があって、股関節と脚を分けることができ
自然なプリエが出来る。
全体がつながってこそだけれど、誰だって初めからできない。
出来るところから、自分が感じられるところから順にシミュレーションしていくのでもいい。
つながりが途中で途切れても、また力が入ってきたとしても
切れる前、力が入る前に戻って、何度もやり直せばいい。
何度もその感覚の違いを知ってみるだけでも
違いがわかるだけでも成長している。
やってみることに一つも無駄はない。
手間をかけた分だけ、甲斐のある努力になる。