重心を感じて立つ うまさきせつこのボディコントロール
肩甲骨~脇、肩甲骨~背骨~股関節とつなげる
こんなふうに人と向き合って、肩甲骨の裏からつながる感覚を確認することをよくするが
人と一緒に向かい合うとイメージしやすい。
感覚に慣れると、手を振ったりする時も
手から振るのでなく、体の動きに同調して振られる形になる。
誰かに引っ張られる時も、脇を引き込みつつ、つながると
一方的に体ごと引っ張られるのではなく、自分でコントロールしながら合わせる形になる。
向かい合うものが人でなく、壁でもものでも使い方は同じだし
果たして何もない空間でも、自分で引き込み引き合い、コントロールできる感覚が養われる。
相手との繋がりを感じながら軽くアラベスクしてもらった。
軸足の反対側の股関節の感覚と同じ側の肩甲骨~脇をつなげて
脚を送り出しているが、相手との繋がりを感じているので、とてもやりやすい。
軸足に乗り込んでしまう人が多いが、肩甲骨~脇、肩甲骨~背骨~股関節とつなげて
引き込み、引き合うと軸足の上に乗りこんでしまうのでなく
体幹から分かれた両足を引き合うことができる。
軸に乗り込んでしまうと、脚を上げるのに大変な力がいる。
つながって、引き込み引き合えると、気持のいい伸びを感じることが出来ていく。
つながりが感じられるようになると、もちろん自分一人でできるが
人の力を感じると、イメージがつながりやすい。
相手がいない人は、バーや壁から返ってくる力を感じてみて下さい。
繋がる相手の位置が高ければ、高いなりに、低ければ低いなりに伸びが出ていく。