重心を感じて立つ うまさきせつこのボディコントロール
脇と腕
昨日、脇が落ちるのはなぜ?
を書いているが
今日は肩甲骨から脇、脇につなげていくときに注意することについて。
この写真では肩甲骨を回し下げる意識をしたうえで
背骨を使い、しならせて、脇を引き込み引き出そうとしている。
服の皺でも、その動きが見えるが
脇の下ぐらいに引き寄せる状態なので
充分に豊かな伸びにはなっていない。
脇を引き寄せ、引き合うと言っても
その「引き込む」感覚は中心に集めることにつながっていくので
感覚はもっと広い部分に及んでいる。
もっと広く脇腹、腹斜筋、腹横筋と深いところまでつながって
イメージとしては背骨で腕を使っている感覚だが
体幹から近いところをちょっとした認識不足で固めてしまうと
腕は固く短い感じになり、空間の先まで味方にするような長さにはなっていかない。
肩甲骨を回し下げる時
鎖骨は少し上にあがり、それに伴い肩甲骨が下がっていくが
腕を使う時にはそれと同時に肩口を矢印のように一緒に前から後ろに回しておく。
体の奥深くに引き寄せる感覚と共にそのようにすると
肩口のうんと下から
突き出た崖からロープが出てくるように
深いところから腕が送り出される感覚ができてくる。
腕は体幹から長く滑らかに伸びてくる。
昨日も使っている写真だが、無理なところのない自然な腕になる。