肋骨の位置を整えて自然な力の流れを作る
脇が落ちるのはなぜ?
肩甲骨の位置も意識して、脇も引き込みました。
さあ~背骨を使ってみよう!とトライ!
あら~?このぷよぷよお肉は何?
そんなことはありませんか?
2枚の写真を比べてみましょう。
上の写真は骨の位置が維持されたままで
きれいにしなり、余ったお肉はありませんが
下の写真は脇が落ちて、肋骨から骨盤に至る部分は
押しつぶされたようにお肉がひしめいた状態です。
ひとつは、折角肩甲骨の位置を留め、脇を引き込み引き合って
背骨を使い始めたのに
途中で、たくさん動きを出そうとして背骨をしならせることから
単に行きたい方向に倒してしまうということがあります。
昔、余興で使うのに教えられて「玉すだれ」というのを作ったことがありますが
玉すだれをきれいな曲線でしならせようとすると
細い竹が1本ずつ、長さが変わって曲線が出ますが
焦って力を入れると、折れたようになったのを思い出しました。
大きく使いたければ、肩甲骨はもちろんとどめたまま
両脇を広く使って引き込み伸ばすことが必要です。
また「しなる」ためには直接横に行くのでなく「上下の伸び」が大切です。
下にゆるぎない土台があって、そこから発している背骨の流れを
大きく伸び上がらせてやらなければ「しなり」は生まれません。
目的地に直線で行かない
大きく回り道するように使って初めて
体幹の骨の位置が変わらず、無駄な力も、遊んでいるお肉もなく
使うことができます。
「太ってるからお肉が余るんでしょ?」
いえいえ。
今のお手持ちの体で、充分使えます。
太ってるから余るんではなく、使い方が良くないから
ぷよぷよができるのね~と覚えておきましょう。