開脚から痛みなく脚を回す意識付け
股関節を引き込む、引き込まないで見える差2
「股関節を引き込む」を
なぜこんなに繰り返し言うのか。
脚と言えば脚だけを使い、双方向に引っ張り合うことが
イメージにないことが多くて、きつい思いをしたらっしゃる方が
あまりに多いからである。
上の図は、そこそこきちんと座れているように見える方もあるかも知れないが
ご本人はとてもきつい。
細い脚なりに、もっこり力が入って
「引き込むことができるように思えない」と、おっしゃっていたが
私が手で引っ張って、自分で反対方向に引き込みやすくしてもらうと
下の図のように、脚が長くなり、いらない力がかなり抜けているので
細くなっている。
が、これでも脚を完全に伸ばすと、また脚に引っ張られてしまい
座るのがきつくなる。
引き込みの感覚は、一度やってみて
できないから無理!というものでなく
やり方を工夫していくうちに少しずつ楽にできるようになっていき
気が付いたら、全くきつくなくなっている。
なかなかできない方は、脚のことやお腹のことだけ考えているが
背骨がしっかり伸びられる条件を整えなければ伸ばすことができない。
骨盤を立てようと、引き込みの動作をしてみたのはいいけれども
お腹が丸くなって、肩甲骨の位置が上に上がると
もうお腹は伸ばすことができない。
角度が浅くて結構だから、お腹が伸ばせる状態で
お尻が持ち上がってもいいから引き込む、を
何度も試していって
こんなふうに引き込むことができるようになられた。
始められて1年になる同じクラスの方が
「私も同じだったの」
「でもできるようになるよ」と一緒にされていた。
股関節と脚はきれいに分けられて
くっきり折れている。
1年でよくこれだけできるようになられたなと思う。
背骨が前に行きがちだったのも、感覚を覚えられて
まっすぐ無理なく座れている。
そうですよね。
私も始めたころは腰が落ちて、開脚がきつかった。
でもいつから出来るようになったのかは覚えていない。
それくらい背骨が伸びればできるようになっていくものだと思う。
無理なことはきつくて続かないけれども
楽になっていくものは自ら自然に習慣にしていける。
まだ4か月目のこの方も、立ち姿がみちがえるようになられている。
もう少しですよね(^^)