股関節を引き込む、引き込まないで見える差

うまさきせつこ

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テーマ:ボディコントロール

股関節を引き込む、引き込まないで見える差


お尻がつかない

横座りとは違うが、前後の膝をたたんで、脚を開き気味で座ると
「両方のお尻が床に着かないんです」
と言われる。
後ろから見ると完全にお尻が浮き、背骨はs字になっている。
前から鏡などで見ている分にはここまで歪んでいるとは気づかない。
前からだと、腰が浮いてる?と感じるくらいかもしれない。

体は自然に床に対してバランスを取ろうとするから
右に傾いたものを首を左に傾けている。
これは無意識に行っている。

外に開いたものをいったん内向きにしてもらって
前から後ろに股関節を引き込むイメージをしてもらってから
改めて座ってもらった。

お尻が付く

まだこういう感覚に慣れておられない為
まだ左はやや浮き気味ではあるし、左右対称にはなっていないが
無意識の時とは全く歪み具合は違う。

長年、無意識に歪んだ状態で座っていると
この場合であれば右脇はいつも縮んでいて
股関節が痛く、首も痛かったり、傾いているのが当たり前になってくる。
この方はそうではないけれども
猫背になったり、腰痛が起きる原因にもなってくるだろう。

ここから更に運動をする時には、やりにくいことが出てくる。

「意識する」
ということは「がんばる」ことではない。
体が自然に能力を出せる本来の状態に自らするということだ。

自分の体を当たり前の自然な状態にするために
自分の意思を体に伝えておくと言うことだ。
無意識に生活していると
体は状況に合わせて重力に従う。

分別のない小さな子供だけで暮らしているようなものだ。
親が子供にひとつずつ教えて、いろいろ学んでいくように
体に教えていかなければ、体は無分別に動く。

体に罪はない。
体は持ち主の意思に従っているだけである。

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うまさきせつこ
専門家

うまさきせつこ(ダンスインストラクター)

うまさきせつこモダンバレエ研究所

脚や股関節、肩、首の盛り上がり、正座できないなど体の辛い悩み、ダンサー、アスリートのしたいことがうまくいかない現状に自ら 編み出したボディコントロールで向き合う。定期クラス、WS、パーソナルレッスン

うまさきせつこプロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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