股関節の余分な力を抜いて負担の少ない長い脚に
壁に背中を付けて脇、背骨の感覚を覚える
せっかく肩甲骨を回し下げたつもりでも
肩が前肩になっていると、肩甲骨をいい状態にとどめられずに、不安定な状態になることが多いのですが
この動画では、
前肩になったり、背中が反った状態を
背中を壁に付けてみて、どんなふうに使えば、無理なく安定した状態になるか
自分自身で試みてもらいたいと思っています。
「壁に付ける」というと
やはり力で押し付けがちです。
無理矢理押し付けると、腹筋はカチカチ、肩にも腕にも力が入り
「しんどい」状態になります。
背中を壁に付けて、「しんどい」状態になってしまう方は
集めて細長く伸ばす背骨の感覚
を参照してください。
近々の内に動画で公開したいと思っていますが
写真や文字でイメージをつかめる方もあるので
試してみて下さい。
外側から視覚的に見えることでは
なかなかわからないことがあります。
「うまくいかない」
「思うようにならない」
と思っていることの多くは、縦のものを横にするような
大きなことではなく
数値で言えば数センチの小さな感覚で変化するものです。
順番に、とか少しずつ、というのは
その小さくて繊細な感覚を覚えて頂きたいためです。
「そんな細かいことは無理!」
と諦めないでください。
腕が上がらなかったり、股関節の痛みで脚が開かなかったり
歩くのが重かったり、腰痛できつい思いをしていた方たちが
そのような小さくて繊細な感覚をつかんで
普通の状態よりも楽に美しい状態で過ごせるようになっておられます。
ある一定の時間だけ、一生懸命にすることでなく
時間がある限り、いつでもどこでも自分で探していく
小さくて繊細な感覚を
自分自身で覚え、自分のしたいことに活かしていく。
それも絶え間ない努力であり、レッスンであり、鍛錬であるのです。