開脚から痛みなく脚を回す意識付け
背骨が伸びる楽な体育座りの意識付け
なぜ、私がこんなに体育座り!長座!と
しつこく記事を書くのか?というと
体育座りがきちんとできる人は、運動のパフォーマンスが確実にいいからである。
私は
①楽に寝る
②楽に座る
③楽に立つ
ができれば、生活のクオリティが高く、大抵の運動に無理なく入りやすい状態になると思っている。
運動歴が長い人でも体育座りや長座がきつい人がたくさんおられて
ハムストリングスはパンパン
お腹は2つに折れて苦しくて座っていられない人をよく見かける。
数日前の記事でも書いた気がするが
無理なく立っているものを折りたたんだ状態になると、きつくなく座れる。
股関節を引き込んで楽な開脚の意識付け
の動画でも説明しているように
脚を折りたたむのに、膝を自分の方に引き寄せてくると
お腹は縮み、背中が丸くなる。
お尻を後ろに引くように股関節を引き込みながら、膝は遠くに伸ばした結果
自然に折れるようにすると
坐骨~膝は長く使えて、腰が丸くなりにくい。
そこから胸椎から背骨をしならせるように長い距離で伸ばし
頭が一番遠いところに来るように起こしてくる。
肩甲骨が上がっていると、お腹は伸びてくれないから、これも回し下げる。
「動画のとおりにやったのにできないんですけど」
という人もおありだろうと思う。
長年、慣れ親しんだ体なのだから、すぐにできたらだれも苦労はない。
自分の体にじっくり覚えさせて、自然に伸ばせる感覚を少しずつ育てていくしかない。
体を思うように従ってくれる状態にするのに
誰もが時間をかけている。
「この脚が、このお腹が頑固で~!」
とおっしゃる方もあるが
体に罪はありません。
体は持ち主の意思に従っているだけ。
人付き合いと同じように
意思を伝えていく時間が必要。
ツーカーの間柄になるには手間暇がかかる。
一生付き合う体をあきらめるのは、あまりにもったいない。
時間と手もをかければ、いつかわかりあえる時が来るし
その経過は実感として感じられるし
体がひとつでも思うように動いてくれる感覚は何物にも代えがたい
喜びになっていく。