体幹をキープして固い膝や足首を折りたたむ

うまさきせつこ

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テーマ:ボディコントロール

体幹をキープして固い膝や足首を折りたたむ



先日もお話ししているが
「膝を曲げる」とイメージすると
腿がきつく膝が途中で泊ったり、足首が痛かったりと
初めは腿パンパンでもできたものが次第に辛くなってくる。

上の写真は体幹の骨のあるべき位置を意識して
エレベーターの箱が上下するようにしているだけで
坐骨から膝を長く送り出して折りたたんでいる。
股関節がちゃんと折れて、引き込まれていると、脚はスムーズに送ることができるが
膝や腿に負担をかけずに股関節を引き込む

膝の方向が下向きにならないのがコツ。
膝が下向きになると、坐骨~膝を長く引っ張ることができず、腿に力が入ってくる。
角度も全く「折りたたむ」方に行かない。
変につま先立ちしないで、自然にかかとが上がっていくようにする。
これも踵を押しながら(坐骨から踵の繋がりを感じながら)
一気に沈み込んだりはしない。

これは2年位前に初めてのコラム初めまして!うまさきせつこです
で公開している動画中で私自身がやっている。
(長い動画なので、すぐにこの部分を見たい方は《11:10)くらいから見て下さい。
最後に図解で説明もしています。)


エレベーターの箱をキープしたまま、箱が上に上がる時
踵を押しながら体を戻すと、始めた位置で全く変わらない姿勢になる。
あっちこっちに行くことがない。

緑の丸印で囲んだ股関節の部分を見ると
骨盤と脚はしっかり分かれている。
流れに添って無理なく抜けている。

最初からこれができる人はまずいないが、体のあるべき骨の位置が認識でき
流れの感覚ができると難しくはない。
この方だって、自分で試行錯誤しながら
時間をかけて感覚を育ててきた方である。
初めは腰痛で寝るのもつらい方だった。

ただ、それができるようになる前段階として
椅子に座って、折りたたみの感覚を覚えることもできる。


椅子に座るのは誰でも座れるが、腰を丸くして座っている人が多い。
膝がほぼ直角か、すこし膝が上向きになる高さの椅子で
両手で坐骨を持って、お腹と腿がつくようにして、最大限お腹をのばし
思い切りお尻が後ろに行くように引いて座る。

そこから頭が大きな弧を描くように遠いところを通って
高いところに納まる様に起こしてくる。
これで座面についているお尻の感覚は全く違って安定している。
写真の緑の丸印をみれば、きちんと付け根が折れ、坐骨は座面にしっかりついている。

こう座ると、お腹は自然に伸びている。
腿の裏もぴったり楽な状態で座面についている。
ここから、腿の裏~膝~ふくらはぎ~足首~土踏まずと
順番に流れをイメージしていく。

つま先と膝の方向をしっかり合わせる。
流れを通した状態で、つま先を上げる。
かかとは土踏まずを長くするように意識して置いてみる。
お腹を吸い上げるようにしっかり伸ばす。
膝や足首を折りたたむときの
流れの意識がイメージできる。

更に踵を床に押しながら、1センチくらい上げてみる。
体幹から脚への流れの感覚がもっと感じられる。

足首が固まっている人、怪我をして足首が思うように折れない人も
負荷の少ないこういうやり方を試してほしい。
すぐに柔らかくならなくても、痛みが軽減できる力の感覚がわかっていくと思う。

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Mybestpro Members

うまさきせつこ
専門家

うまさきせつこ(ダンスインストラクター)

うまさきせつこモダンバレエ研究所

脚や股関節、肩、首の盛り上がり、正座できないなど体の辛い悩み、ダンサー、アスリートのしたいことがうまくいかない現状に自ら 編み出したボディコントロールで向き合う。定期クラス、WS、パーソナルレッスン

うまさきせつこプロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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