できる感覚を知っていればまた出会える
渦中の人、俯瞰する人
先月のクリエィティブダンスシアターのCross in the space vol.Ⅱの
DVDを見た。
先日届いたのだが、時間がなくてざっと流して見ただけだったが
風邪がひどくて寝込んでいたので、起きてきた時にのんびり見てみた。
渦中にいる時は自分を冷静に見ることができない。
いったん離れて見ても、頭がまだ「渦中」にある時は
目を開けていても見えていない。
あ~。
忙しい。とりあえず次。
と思ってみる時は、動きだけしか見ていない。
心の目はお休みしている。
風邪で寝込み、休まざるを得ない状況になって見ると
今までに見えないものが見えた。
今現在の等身大の自分の姿が見えた。
この作品では無理がなく、ありのままでいる自分。
一緒に踊る人たちも、今そのものである。
どんなものを踊っていても、踊りにはそのままが出る。
映像と生では違う、といつも思っていた。
もちろん同じではないが、自分自身がじっくり傍外の人として
見ていることと、生でなくても何のてらいもないありのままを
形でなく、そこに流れる空気を俯瞰して感じたのだと思った。
そんなふうに感じられたことを嬉しく思った。
この日曜日に東京の折田スタジオでのパフォーマンスでも
踊らせていただくが、先月とはまた違う自分があるだろう。
病気で寝込まないに越したことはないが
必要であったのだと思った。
自分を感じる機会を得て、よかった。
渦中の人でなく、そこにいる自分を「ふふっ!」と
笑って見られる自分を連れて行きたい。
(その前に風邪をしっかり治そう(^_^;))
うまさきせつこモダンバレエ研究所HP
せつこのゆったり自分コントロール