開脚から痛みなく脚を回す意識付け
骨盤と脚を分けると、印象はこんなに変わる
こちらは、先週の写真。
肩甲骨を回し下げる感覚はよく意識されているが
背中が落ちてしまう。
脚もパンパンになってしまう。
体幹が安定せず、骨盤と脚を分けることに苦労されていた。
骨盤と脚を分けるということは、体幹部分の端っこが意識できるということだが
自分の体の中で、その位置がなかなか把握するのが難しい。
どなたも苦労されることだ。
人それぞれ、体全体のつながりを自分の体で実感できるようになるのに
アプローチの仕方は違う。
どこにそのきっかけがあるかは、それぞれ違う。
だから皆さん
「私はこうしたら、楽にできたよ」
「これを展開したら、こんなふうになったよ」
と、自分の体で感じられたことをよくアドバイスし合っている。
それぞれ違う体で感じたことは、また違うところで活きてきたりして
体の違いというのは、貴重なサンプルになる。
そんなふうにして今週。
きれいに立たれたなと思った。
体育座りゃ長座が苦手にされていたが
骨盤と脚を分けて使う感覚が実感できて
下腹が伸び、背骨がつながり、坐骨~膝を長く使うことができて
更に土踏まずまでのつながりができた。
体育座りができた時点で、全然印象が違うと思っていたが
体を折りたたんだ時の体の引っ張りの感覚がわかると
それをほどいて、伸びていくこともよくわかる。
人の体は1本の棒のようになってはいないから
折りたためる部分を骨のあるべきところで
きっちり折りたためる感覚がありながら
全体としてつながりができれば
自然な力の流れができていく。
一番大きな折りたたむ位置。
骨盤と脚を分けるとができれば、大きな1歩になる。
ここから更にもう少し短い折りたたみの感覚や
動きにつなげて行ったりすると
また部分に力が入ったりして
誰でも行きつ戻りつするが
それをしながら、体が少しずつ覚えてくれ
自分自身で、更なる繋がりを探っていくこともできる。
ひとつわかって、バージョンが変わればまた「?」とわからなくなり
掴んではまた戻る、の繰り返しはあるが
その作業は辛くない。
自分の体が進化していることも実感できるからだ。
まさに飴と鞭のようだけれど
小さなことを喜びながら、自分のものにしたい。
褒めればできる自分の体!らしい。
「なんでできないの?」と
責めても、体には罪がない。
うまさきせつこモダンバレエ研究所HP
せつこのゆったり自分コントロール