肋骨の位置を整えて自然な力の流れを作る
「できた時の感覚」を知る
体育座りや長座がきつい人を
いろいろ観察させてもらったり
感じておられることを聞いてみると
昔、自分が踊ることを始めた頃もうまく行かなかった記憶が蘇ってきます。
・骨盤が後傾して、腿がパンパン
・骨盤を開いたまま、脚と骨盤が一体化
・座ると腰が落ちるので苦しい
・楽に座れないので、開脚前屈には程遠い
・股関節も固まり、骨が当たって痛い
・筋肉が過剰についている
・肩周りにもモリモリの筋肉
・肩で風を切って歩く
・手足主導で動く
今思えば、体育座りや長座、その他のうごきにつながることも
うまくできない条件をぜんぶ満たしていましたね。
今、エラそうにご指導している自分もできなかったのに
お恥ずかしい限りですが
そんな私でもできるようになっっているのです。
諦めないで、じっくりいきましょう。
上記のようなことは、生まれ持ってのことではなく
生活習慣から、そういう「状態」になっているということです。
昔はバスケットをやっていて、ものすごく筋トレも走り込みもしてましたし
すごい筋肉がついていました。
部分の意識でガンガン動いていたので、よく怪我もしていました。
足腰が強いので、そちらばかり使ってしまい
なかなか上半身の意識ができない。
自分で「スポーツは何でも得意」だと勝手に思っていたので
出来ないことばかりが山ほどあって、その思い込みは微塵に打ち砕かれました。
私は運動をやめたことがないんです。
モリモリの筋肉をつけたまま、体を変えていくのは
運動していない人が体を変えるより、ハードルが高いところもありますが
不可能ではありません。
私は時間をかけて、試行錯誤してやってきましたが
うちに来て下さる皆さんには私がいるわけで
私がかけた時間より、うんとはやくよくなられます。
体育座りや長座についていえば
股関節と背骨の動きが出れば、できるようになりますが
いろいろやっていただいて、曲がりなりにもできるようになった人でも
「前より楽になっているけれども
お尻の位置を後ろに持って行きたくても
それがきつい」
それならば!と
楽にできた時の感覚を実感してもらおうと
考えたことをやってもらいました。
やっていただいた結果は、こんな感じ。
背中が丸くならなくなりました。
実感できたので、この後の動きもスムーズでした。
繰り返しやっていくうち、更に楽になられるでしょう。
動画も撮ったので近日中にupしますね。
できないことができるようになるには
人のサポートがあったとしても、できる時の感覚を実感するのが
何よりいいと思うのです。
その感覚が意識付けにつながります。
できるときの感覚がどういうものか探し当てるのは
出会っていなければ探し求めるのが難しいです。
「できた時の感覚」をまず感じてみましょう。
人、ものによってでも、その感覚を知ることが
体の変化につながっていきます。
うまさきせつこモダンバレエ研究所HP
せつこのゆったり自分コントロール