鳥籠を吊るすように背骨、肋骨を意識して立つ

うまさきせつこ

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テーマ:ボディコントロール

鳥籠を吊るすように背骨、肋骨を意識して立つ



肋骨の形は鳥籠に似ています。
小鳥がこの中で安全にいられるように作られていますが
肋骨もまた、人の内臓を保護しています。

可愛い小鳥を飼うのに
この鳥籠を変形させたりしないように
動きが加わった時にも
肋骨もそのままの形で背骨の位置に合わせて
あるべき骨の位置にしておきたいですが、

猫背であれば背骨も丸く、肋骨も押さえつけられていますし
反り腰で前に押されていれば「開いた」状態になります。
どの方向、角度であっても、背骨とのバランスが悪ければ
苦しかったり、パフォーマンスが上がりません。

言葉は難しく、人によって取りようが違います。
先生に
「肋骨を締めて!」
と言われて、胸に力を入れてギュウギュウ押さえつけ
肩は前肩になり、背骨も伸びない状態にしてしまう人もいます。

この姿勢が定着して、苦しい状態だということが
感覚として麻痺してしまっている人もあります。

これは言葉を取り違えています。
先生の意図は「肋骨を開いたままの状態にしないで」ということです。
この状態は疲れますし、いい運動ができません。

どういう意味なのか、丁寧に説明してもらえれば有難いですが
そうでなくても、自分自身の体に対して
自分の言葉に置き換え、役立つ言葉にするのも
またレッスンです。

そうなるには自分自身の体を知り
常に向き合うことが必要になってきます。

レッスンは受け身のものではありません。
小さな子供ならともかく、ある程度の年齢になれば
自分の体は自分で守り、育てていくだけの意識を持たなければ
どんな素晴らしい先生でも
全ての面倒は見てくれないのです。


きれいな立ち姿ですね。
自分自身の体のバランスを感じながら立っています。
日常生活の基本動作からだけでも、
体は改善されていきます。

自分の体を常に感じて意識しながら
自分の必要なことにつなげていくのは自分次第です。

うまさきせつこモダンバレエ研究所HP
 せつこのゆったり自分コントロール

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うまさきせつこ
専門家

うまさきせつこ(ダンスインストラクター)

うまさきせつこモダンバレエ研究所

脚や股関節、肩、首の盛り上がり、正座できないなど体の辛い悩み、ダンサー、アスリートのしたいことがうまくいかない現状に自ら 編み出したボディコントロールで向き合う。定期クラス、WS、パーソナルレッスン

うまさきせつこプロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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