坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
股関節から楽に背骨や膝を伸ばす
骨盤が後傾して、長座や体育座りがきつかったり、腿の裏がパンパンに張ったりと
パフォーマンスが上がらない人、日常生活でもきつく感じる人も多いので
先日来、きつい長座、体育座り、楽な状態を実感したい
など、複数のコラムを書いていますが
これもなかなかきついという方のために
股関節が楽に動きやすい方向にするのにできることを考えてみました。
この動画ではあえて内股にして、骨盤と脚が一つの塊になってしまうのを分けられるようにしています。
座って開脚するときでもそうですが、足の付け根が床の方向に向くと
股関節が楽な状態になります。
お尻の底の方向をできるかぎり、背中の後ろ方向に向けると
腰も付け根も楽になっていきます。
もっと簡単に言えば・・
脚の付け根の前側を触ってみてください。
骨盤が後傾して動画のような状態や床で長座や体育座りになった時
固い筋のようなものがゴリゴリしているのが触れますが
少し内股の状態にすると、付け根の向きを変えやすくなり、
このゴリゴリが触れなくなります。
ゴリゴリが当たらないと言うことは、股関節が楽になっています。
いったん、楽な状態を体感してから、股関節の中から坐骨の向きで
脚の方向を変えていけばいいのです。
お腹や背骨、膝を伸ばしやすい状態になれば
更に股関節の可動域が広がっていきます。
これまで長座や体育座り、その他、いろんな場面で苦労されてきた方
ひとりで楽になるやり方にトライしていくのは大変ですが
自分で腑に落ちるアプローチが必ずあります。
いきなりでなく、段階をいくつもふんでいきましょう。
今回のこのやり方でもきつい、という方は肩が上がっていないか、
肩甲骨が下りているか、
膝を折った時に上から膝に重みをかけるやり方になっていないか
(お尻を後ろに引くから膝が折れてくるようになっているか)
も、チェックしてみましょう。
これでもきつい?・・
まだやり方はありますよ(^^)
仕事の合間に固いハムストリングスを伸ばす
動画と同じ状態を椅子に座ってしたものです。
この状態で内股にしてみて徐々に本来の伸ばし方に変えていくのはどうでしょう。
意識付けができるまで、根気よくやってみましょう。
今日はうまく行かなくても、続ければ1週間後は変わっているかもしれません。
机も利用して、手近でいつでもできることから、ひとつずつ段階を上げていきましょう。
うまさきせつこモダンバレエ研究所HP
せつこのゆったり自分コントロール