坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
頭を切り替え、手首も足首にも自然な流れを作る
手首が固い人があれば、足首が固い人も当然いる。
昨日UPしている
反らすと痛くて固い手首を楽に使うでは
手首だけを動かそうとすると、
そこにつながり動かしてくれる周りの筋肉が固まって
邪魔してしまうので
体幹から手首への力の伝え方を説明しているが
これは足首だって同じである。
この足首には無駄な力が入っていない。
体幹から坐骨、坐骨から力の流れを
脚の生えている方向に送っている。
足首そのものに力を加えて
つま先を自分の体の方向に向けようとした時には
足首の前側にたくさん皺が寄る。
ふくらはぎや前腿にも力が入る。
自然に折れる状態でない場合には
体の方が過剰反応して、無理な方向に行かないように
たくさんいかないようになっている。
それを無理矢理使おうとすると
怪我をしたり、痛い思いをする。
脇の下から腕の生えている方向に
10センチくらいの部分を電車の車両のように引っ張ると
脇の内側、体幹方向に引き込む力も出てくることを
いろんな動画やコラムの中で繰り返しお話ししているが
脚でも同じ。
引き込みつつ送り出す力があって
土踏まずに至る道に流れを作ると
部分を固まらせることなく
足首も徐々に可動範囲が広がっていく。
足首そのものの力を加えても痛いだけで
下手をすると傷めてしまう。
今は自分の体の方向に折っているが
足の甲を出そうとして、グイグイ床に押し付ける人もいる。
これで傷める人は非常に多い。
どちらの方向に可動範囲を広げるのも
体の自然な流れの延長に添うことでなければ
いつか無理が生じる。
つま先、足の甲を伸ばしたい
をご参考に。
流れを作ることは、頭を切り替えなければ確かに難しい。
長年、身に着いた習慣を変えるのは簡単ではないけれども
身についている習慣に従って、うまく行かなければ
それは体がいい方向ではないということである。
いい方向に向ける取り組みを少しずつ。
頭を切り替えるのも訓練である。
できることをひとつずつしてみることが
頭を柔軟に切り替えていく訓練にもなっていく。
うまさきせつこモダンバレエ研究所HP
せつこのゆったり自分コントロール