重心を感じて立つ うまさきせつこのボディコントロール
段階を経て体に覚えこませていく
昨日のレッスンでは
背骨の上下の引っ張りを意識付けしてプリエ
をやっていたが、前回うまく出来なかった人が
家で試行錯誤を繰り返して、楽にできるようになられていた。
自分で探り当てた感覚は、もう自分のものになっている。
一方、初めてする人や、まだうまく行かない人もあったので
いろんなアプローチをしてみた。
自転車の空気入れを押す時の感じとか
壁にくっついてもらって、上下してみたり
坐骨を実際に押してみたりして、時間はかかったができるようになった。
体は段階を経てやっていくと、感覚がつながってくる。
これは伸身のまま、床から起き上がり、また床に寝るということをしてもらっている。
「船底のようにつながる背中」をイメージしてほしかったのでやってみたが
最初は手で脚を持って補助し、補助する手を
・両手でしっかり持つ
↓
・指3本
↓
・指2本
↓
・指1本
↓
・最初に触れるだけ
と、、少しずつ補助する力を減らしていった。
この後、脚で相手の脚を押しながら
上下に引っ張る感覚を覚えていった。
更に坐骨をこちらの脚で押して
自分で坐骨を押しながら寝てプリエしたり
押しながら上がったりを初めは手でも補助して
補助をだんだん減らしていって、感覚がつかめた。
自転車に乗る練習みたいなものである。
個人差でかかる時間は違うが、最後には補助輪なしで乗れる。
同じことを何度も繰り返すのも大切だけれど
そこに至るまでのつながりは同じままで
アプローチを変えてやってみると、必ずつかめる切り口もある。
どのアプローチも無駄にはならない。
そして自分の感覚としてつかめた時には
例えようもなく嬉しく楽しい。