下腿O脚の人のプリエ改善　　　　　うまさきせつこのボディコントロール

下腿O脚の人のプリエ改善

膝下が湾曲して、前から見るとふくらはぎの方向が外向きになる下腿O脚の人は
膝を折る状態の時には、膝が横に張られていても、やはり
膝の下は後ろに向き、力が入って固まった印象になります。

写真でみても、膝裏やふくらはぎ、足首、足の裏もきつそうです。
そしてされているご本人には膝下の感覚があまり感じられない、ということが多いようです。
この形のまま続けていると、固まっているところが痛くなったり
親指周りなどに炎症を起こす人もいます。


こちらの写真はまだ完全ではないものの、かなり改善できたもの。
下腿O脚の人はグランプリエなどをすると膝に近い腿の裏とふくらはぎが縮んで
人によると、ピッタリくっついている人もいます。

股関節を入れ込んだ状態で、坐骨周りを背骨に引き込むような意識で
膝裏に近い腿の裏を長く引っ張り、膝裏が深くなり、ふくらはぎの中心線と
つながるようにイメージし、土踏まずを長く伸ばしました。

上の写真と較べると、坐骨～膝が長くなり、膝裏が深く切れ込んで
膝下も長くかかとの感じ、足裏も自然ふくらはぎの角度が変わっています。
随分、印象の違うプリエになりました。


同じことを寝た状態でやってみたものです。
向かって左側だけやってもらいましたが、長さと角度が右とは違います。
膝裏のタイツの皺も違います。

坐骨～膝を長く使うことができても、
下腿O脚の人は膝から下の意識が希薄になることが多いようです。
坐骨～膝～土踏まずと長くつなげたものが、横に引っ張られて折れた状態と
考えると、膝下は後ろに向きません。
そうなってしまう時は坐骨から土踏まずに抜けて行く流れが途切れています。

じっくり、流れの伝わり方を考えて、つながりを体に教えて行きましょう。

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