股関節を入れ込んで感覚を覚える    うまさきせつこのボディコントロール

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テーマ:ボディコントロール

股関節を入れ込んで感覚を覚える



先日のワークショップでは、股関節を入れ込んで
股関節の中からはみださずに脚を出す感覚を覚えてもらうために
いろいろやりましたが
これは起き上がってからしていただいたひとつです。

脚をパラレルで前後に開き、脚でなく股関節を移動させています。
手で坐骨を持っていただいているのは、移動で角度が変わっているだけで
坐骨だけがあちらへこちらへ動く訳ではないからです。
坐骨はずっと後ろ側に引いています。

角度は変わっていきますが、屋根の水を処理する「トユ」がありますね。
「トユ」自体は動いていませんが、水か流れて行きます。
「トユ」は股関節であり、水が力の流れです。

骨自体は自ら動きません。
骨の周りのインナーマッスルがしなやかに骨の角度を変えています。
骨を行きたい方向にストレートに押すのではなく
その骨の下をくぐるような意識で、流れを作っています。

坐骨周りは後ろ側に引っ張り、背骨方向にその流れを引き込んで
背骨をひとつひとつ斜め上方向に繰り出していくように、流れを作ります。
坐骨の下をくぐるように流れが腿の裏を長く遠くへ
床方向に押し付けないように伸ばします。

後ろ側の脚は骨盤の前をくぐるように流れがあります。
お腹、胸椎の前の筋肉が前側の脚引き合う背骨の流れと途中で一つの流れになりながら
脚の付け根を長く伸ばして、足裏に抜けるように伸びています。



今度は逆に股関節の角度を斜め後ろに。
足先が外をむきたくなるのをあえてそのままのパラレルで。
頭が下を向かないように、お腹、背中が斜め上に伸びて行くように。

矢印を書くとかえってわかりにくいかと思いましたが
こんなふうに体の中で流れはめぐりつながっています。

運動自体を何回も繰り返すのではなく、流れを感じるのに
どんなふうにつなげるか、自分の体のイメージをつかむことが大切です。
滞るところがあれば、どこかに力が入っていたり、
骨自体を力でストレートに動かそうとしていたり、ということがあるかも知れません。

また、感覚と言うのは、日を追って繰り返すうちに少しずつ育って
明確になってくるものです。
「イメージがわからない」とあきらめず、あせらず
自分が流れを感じられるように、じっくりトライしていきましょう。

7月のワークショップご案内
 7月12日㈯ 10時半~12時半 は只今、受講する方を募集中!
 7月18日㈮ 19時半~21時半 募集を締め切りました。
 3日間ほどコラムの分だけ、募集を締め切った日を逆にしておりました(~_~;)
 18日㈮が締切、12日㈯はまだ募集しております。申し訳ありません。
 六甲アイランド、助松の各教室では各稽古日に体験レッスンできます。
 教室案内・料金
↓「うまさきせつこのボディコントロール」の詳細はここから
 うまさきせつこモダンバレエ研究所
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専門家

うまさきせつこ(ダンスインストラクター)

うまさきせつこモダンバレエ研究所

脚や股関節、肩、首の盛り上がり、正座できないなど体の辛い悩み、ダンサー、アスリートのしたいことがうまくいかない現状に自ら 編み出したボディコントロールで向き合う。定期クラス、WS、パーソナルレッスン

うまさきせつこプロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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