坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
肩甲骨はがしがうまくいかないとき
「肩甲骨はがしができた!」
と喜んで下さる方が多く、ワークショップに来て下さる方のお1人が
喜んで、毎日やってくださったのですが、ある日
「筋違いしたみたいで痛くて」
ええっ!?
いろいろお聞きして見ると、前肩のまま、一生懸命動かされていたようです。
私もやってみましたが、前肩のまま動かそうとすると、ものすごく大変です。
肩は下がらないし、胸にすごく力が入ってしまうし、肩甲骨周りが痛くなりそう。
これを辛抱してされていたのはすごいな~と感心してしまいました。
さぞ痛かったでしょうね。
「痛い」と思ったら、過剰な力が入っていたり、
自然にはできない骨の位置のまま、無理矢理していることがあるかも知れません。
肩甲骨を回し下げて(肩や腕を回すのでなく)肘を床側に引っ張るのがポイント。
かわら煎餅みたいに肩が前に出ていると、うまく動きません。
肩甲骨そのものを動かそうとするのではなく、その周りを動かしていきます。
動画では肩甲骨の背骨に向かって内側の部分を動かしていますが
初めは感じにくいかも知れません。
脇や肩甲骨の下側を背骨側に寄せるような意識で使うとやりやすいと思います。
意識しているのは赤丸の部分ですが、自然につながっている背筋、腹筋群も動いています。
肩甲骨をはがす2
肩甲骨はがしがうまくできないとき2
の動画もご参考に。
このコラムでご紹介しているやり方は痛いことはしていません。
「痛い」と思ったら、もう一度、ご自分の体の状態を観察してみて下さい。
継続や探求するための精神力やモチベーションは必要でしょうが
痛みを我慢する根性はいりません。
また人は自分の体にとって気持ちのいい感覚を覚えると
自然にモチベーションが上がってくるものだと思います。