坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
腕に持っていかれない肩甲骨
「肩甲骨がはがせるようになった」
「びくとも動かなかった肩甲骨が動くようになった」
と言って下さる方が増えて嬉しいのですが
さて、腕を動かすと腕の方に意識が移ってしまい
力が入って、つながりがなくなったり、肩が盛り上がったりする人も多く
この何回かは
肩甲骨から引き離し体幹からつながる腕
体幹から無理なく伸ばす手足
と、いろいろ書いているのですが
肩甲骨をとどめる感覚がわかっていても
腕と言うのは常に使い慣れており、無意識に腕を使ってしまいます。
「体幹に近い所から順番に」と言っても
順番に、の通り道がスキップして飛んでしまう場合が多々あります。
肩甲骨と同じラインに肩甲骨だけでなく、脇も一緒にとどめたいんです。
1枚のタオルをピンと伸ばしてたたむのに、真中だけが引っ張れても
端はめくれてしまいますね?
タオルの横ライン、端っこまで全部引っ張らないと、きれいにたためないのと同じです。
後ろから見るとこんな感じ。
腕を引っ張る意識だけが先行すると
こんなふうに後ろから見た時に幅がなく
肩部分は前に持っていかれて狭くなります。
瓦せんべいみたいな背中になってしまいます。
そういう時は肩口や腕の前側に力が入って固くなり
腕が自由に楽に伸びないだけでなく
背骨のつながりも切れやすく、負荷が大きくなります。
試しに肩甲骨から脇が横に平たくなっている状態と
瓦せんべいみたいになっている状態と2通りで
立ったまま前屈してみて下さい。
どちらでもできますが
平たく使えている方が楽に行きます。
肩甲骨と脇が無理なく留められて、中心から順に伸ばせた時は
こんな感じです。
滑らかで無理なく伸びて行きます。
※6月のワークショップご案内
6月13日㈮、6月28日㈯共、募集を締め切りました。
六甲アイランド、助松の各教室では各稽古日に体験レッスンできます。
教室案内・料金
↓「うまさきせつこのボディコントロール」の詳細はここから
うまさきせつこモダンバレエ研究所
せつこのゆったり自分コントロール