自分の体に確信が持てるか　　　　うまさきせつこのボディコントロール

自分の体に確信が持てるか

2月に遠方の方からメールをいただいた。
3つからバレエを続けている5年生の娘さんをお持ちの方である。
長年続けているが、なかなかいろんなことがうまくできない。
先生からも叱られるが、どんなにがんばってもできなくて
親子で困り果てていたところ
私の動画を見て、何度もやるうちに開脚前屈もできるようになった。
実際にレッスンを受けに来たいというご相談だった。

現在の私は「本当に○○ができるようになりたい」と
なんらかの目的意識を持つ子供に限って
レッスンをさせていただいている。

本人自身の意思なのかどうか
実際にはいきなりできることではないいが
いずれは1人でも遠方から受けにくるくらいの覚悟があるのかを
確認して、その月にお母様が連れて来られた。

それ以来毎月、大人に交じってクラスレッスンに参加している。
今日もワークショップに参加するので、今回で4度目になる。
周りの大人にも教えてもらいながら、まだまだ改善するところは多々あるが
前後開脚も痛みを感じずにできるようになった。

遠方から新幹線や飛行機を使ってでも来ようという方は
単に体の使い方を得に来られるわけではなく
何かの突破口を求めて来られることが殆どである。

この彼女は体の認識をして、きちんと使えばどんどん伸びて行く体だと思うが
今まで自分の体に「これ！」という実感を持たずにやっていたから
この先続けていてうまくなれるのか、自分には向いていないのかという
気持ちがあって、大好きだけれど、続けて行ける確信がなかったのだと思われる。

全然、体に「ああ、これだ！」という実感なしには
継続することは難しい。
例え小さくても手ごたえがあって、自分に対して希望が持てるから
更に努力していこうと思うのが人であると思う。

「何となく」続けてきた彼女は、これからもずっと
バレエを続けて行く気持ちを新たにしたそうである。

今日のワークショップには
他にも以前に申し込まれながら、来れなくなった人が
改めて来られるようになったり、初めての方も数人いらっしゃる。
継続して来て下さる方もある。
キャンセルがあれば、当日でも・・と言って下さる方もある。
有難いことである。

今日のワークショップも気持ちよく楽しく
自分の体を実感してもらい、自分の体が
いい方向に向かう確信を持っていただきたいと願っている。

※「5月のワークショップのご案内」http://mbp-japan.com/hyogo/us-bodycontrol/seminar/2716/
（4月から2日のうち1日を土曜日に設定しました。）
　4月のワークショップは両日ともに募集を締め切りました。

※「Cross in the space 観る　語る　踊る　遊ぶ」
　折田　克子によるワークショップとクリエイティブダンスシアターによるパフォーマンス。
（私も踊ります）http://mbp-japan.com/hyogo/us-bodycontrol/service1

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