肋骨の位置を整えて自然な力の流れを作る
体のいらない力を抜いて楽に伸びる
先日、前日に新幹線で遠方を往復してきた方が
「体がカチカチ!随分歪んでます!」
とおっしゃるので、少し楽に伸びてもらおうと
いらない力を抜いて体の芯を伸ばすやり方を誘導しました。
私のボディコントロールをいつも受けて下さっている方たちですから
どなたもすんなり気持ちよく伸びられました。
凹凸もないペッタンコで、楽に力が抜けて伸びています。
先週のワークショップでも全員に誘導してやっていただきましたが
こちらも同じように楽に伸びることができました。
うつ伏せに寝て、力を抜いて伸びるのは
大抵の場合、肩甲骨が上に上がり、背中からかぶさる状態になりがちで
難しいです。
腕を下に下して引っ張るともっと簡単ですが
手を下してしまうと息苦しい感じになるかな?と思い
手は上げて頂きました。
ただ「寝る」と言うだけのことですが
毎日の生活の中で、力が入っているという意識なく
体に力を入れて寝ている人は多いものです。
本当にリラックスして眠りたいものですし
朝起きて「体が固まっている」と自覚した時には
すっきり伸ばしたいですが、余計に体に力が入ってより固まることになりかねません。
余計な力抜きに単純に体をすっきり伸ばそうと思えば
やはり「体の芯から伸ばす」と言うことになります。
イメージの仕方も最初はよくわからないかもしれませんが
自分の体の中をイメージしていくことに慣れて行くと
何度もトライして、少しずつ明確になり
ついには実感にたどりつきます。
ろうそくの芯を細く長く伸ばすつもり・・
そう思うだけでも体は緩やかに反応します。
体は自分だけのものです。
他者がどれほど手を尽くしても
自分自身の心と体の動きが出て来ないと、どうにもできません。
病人が手厚い看護を受けてよくなっていくのも
よくしてくれる人の促しがその人の心や体に働いて
自ら治癒の方向に動いていくからこそ、よくなるのだと
私は考えます。
人の体の内からの力が、その人の変化につながります。
「誘導」させていただいているのは
それを引き出す手伝いに過ぎません。
人ひとりの内側には強靭な力が眠っているのです。
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うまさきせつこモダンバレエ研究所
せつこのゆったり自分コントロール