開脚から痛みなく脚を回す意識付け
前腿に力を入れずに背中から膝を伸ばす
脚を上げたり、遠くに伸ばしたりするだけでなく
ただ立っているだけでも前腿に力が入ってしまう方は多いようです。
レッスンや人様に指導するとき、どうしても見た目のままの状態を
そのまま言葉に出しがちですが
この場合ですと「膝を伸ばして!」と言ってしまうと
咄嗟の反応は膝のお皿を膝裏の方向に押してしまいます。
立っている形にすれば、それは反張膝の方向。
立っている場合は前腿ばかりでなく、ふくらはぎもパンパンで
膝から下の後ろ側が鳥の脚みたいになります。
前屈や動画のように寝て脚を折る形であれば、腰が丸くなったまま
前腿に力が入って、股関節を折り曲げることはできません。
洗ったハンカチにアイロンをかける時はどうしますか。
まずピンと伸ばしてアイロンをかけ、次にずれないようにきっちり
折りたたみますよね?
この動画での動きは「折りたたんでいる」んです。
ハンカチをたたむときに折るところだけを伸ばさないのと同じです。
この動画の彼女はこの折りたたみがうまくできず前腿に力が入りがちだったのですが
背中から脚につなげることはわかっていたので、お腹側の脚の付け根は
シャープに折りたたんで、と誘導すると今までより楽に前腿に力を入れずに
このストレッチができました。
背中から腰、おしり、膝へのカーブは滑らかなカーブでつながりますが
前側も同じように丸みのあるカーブにしがちです。
肩甲骨をおろし、背中、腰を長くつなげて伸ばしながら
お腹側は股関節できっちり折るように角度ができるようにします。
この動画では腰が少し浮いて来ていますが
背中側とお腹側の折り合いをつけながら伸ばしていくと
裏側が伸びて行きます。
長座(脚を投げ出して座る状態)での前屈も
参照:「発想を変えて前屈してみよう」
http://mbp-japan.com/hyogo/us-bodycontrol/column/37501/
股関節を折る状態の立位前屈も寝ているか立っているかの違いだけで
使い方は全く同じです。
参照:「股関節の動きを使っての立位前屈」
http://mbp-japan.com/hyogo/us-bodycontrol/column/39218/
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うまさきせつこモダンバレエ研究所
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