重心を感じて立つ うまさきせつこのボディコントロール
股関節の固い人のためにーハムストリングを伸ばす
ご覧のように「ハムストリング(腿の裏側)」を伸ばすと言っても
体はつながっているものなので、この部分だけを伸ばそうとしても
使える形で伸びてくれません。
これと同じやり方で先日も
「肩を上げずに腕を伸ばす」http://mbp-japan.com/hyogo/us-bodycontrol/column/40915/
の動画もUPしているので、そちらもご覧下さい。
この時、床方向にしゃがむような形になると
前腿に力が入り、ハムストリングは伸びてくれず、しんどいだけのことになります。
これは壁に向かってするのもいいと思います。
脚を肩幅くらいに開いて、つま先、膝を同方向に向けて
坐骨・恥骨を後ろに向けて行くように引いていきます。
「膝を曲げる」のではなくて、後ろに引っ張った結果
「膝が折れる」と考えて下さい。
当然、背中・お腹も伸びます。
肘も壁を利用する場合は壁方向に押すつもりで。
膝が伸びていく時には「膝を伸ばす」のではなく
坐骨・恥骨を更に引っ張り上げるつもりで、ゆっくり伸ばしていきますが
膝が折れた状態でも、前腿が痛い状態でなければ
その伸びや力の流れの感覚がイメージできますので
無理矢理、ガシッと伸ばさないようにしましょう。
ゆっくり馴染ませて、充分に伸びが自覚できる状態になったら伸ばします。
「膝は伸びたけれど背中は丸い」では、ハムストリングはストレッチされていないので
膝が伸びない状態でも、確実に伸びを感じられるところでストレッチする方が
効果があります。
距離を短くして練習しているのだと考えて下さい。
先を急いで無理に伸ばそうとして
効果のないことになるよりもじっくり確実に感覚をつかんでいくことの方が大事です。
例えば、開脚前屈や長座の前屈などでも、うまく膝が伸びなかったり
背中が丸くなってしまう人は「距離を短くして練習する」ことを考えて下さい。
膝を折って、つま先と膝を同方向に向けて足裏を床に付ける、坐骨は立てる。
このやり方で、多くの人が時間をかけてしっかり伸ばせるようになっています。
目的の方向が合っていれば、間違いなくその方向に向かっており
いつかたどり着きます。
↓「うまさきせつこのボディコントロール」の詳細はここから
うまさきせつこモダンバレエ研究所
せつこのゆったり自分コントロール