開脚から痛みなく脚を回す意識付け
下腹の意識でカンブレ
これも下腹を意識して使っている。
大きく動きを出そうとして
軸足に載って、脚の付け根を前に押していると
流れがせき止められて、
お腹も背中も伸びにくい。
(参考:「背中が固くてきつい人のために」
http://mbp-japan.com/hyogo/us-bodycontrol/column/40332/
「背中が固くてきつい人のために2」
http://mbp-japan.com/hyogo/us-bodycontrol/column/40357/
「下腹の意識で体幹をつないでロールアップ」
http://mbp-japan.com/hyogo/us-bodycontrol/column/40520/)
恥骨と坐骨を脚方向に引っ張っているから
初めてお腹と背中を伸ばすことができる。
引っ張って更に胸に無用の力をかけずに
お腹を「伸びあがらせて」大きな動きが出せる。
中心から末端へ、力を送り出していく。
「腰を引く」と勘違いして反対側の引っ張りを忘れていると
こういう流れはできない。
股関節の動きがよくない人も
この「下腹」の感覚はとても助けになると思う。
脚方向に力の流れを送ることで
胴体と脚の間の隙間を感じられるようになるからだ。
つま先の上に足の付け根が来ているが
体幹から脚への流れは
どこかが飛び出すことなく、まっすぐ伸びている。
無理なく流れができた状態で
お腹、背中のカーブができるから
この位置になる。
どこかを縮めたり、無理なテンションをかけていないから
ここから、まだ伸びる状態にある。
先日、フィギュアスケートの初戦を見ていたが
あの「ビールマンスピン」も
「脚を上げている」のではない。
下腹から背骨の流れ、脚への流れでつながりができるからである。
何かをしっかり伸ばすためには
「引っ張り合う場所」が安定していなければ引っ張ることができない。
胸が緊張していたり、お尻が出ていたり
中心を考えることなく、部分のことだけで何とかしようとしても
伸ばせる状態にない。
長い間の習慣の記憶が体にはあるので
一度で何もかもできるようにはならないが
体の中心から全体の流れを考える頭に切り替える方が
早道。
今しているやり方で、どんなにがんばっても
うまくいかない時には、何かが自然でないということ
うまくいくためには無理なやり方をしている、と言うことである。
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うまさきせつこモダンバレエ研究所
せつこのゆったり自分コントロール