新たに生まれる感覚を知る
ワークショップin三宮旧居留地 終了しました
台風が近づく中、お集まりいただき、無事ワークショップを終えることができました。
バレエをやっている小学生から50台男女まで
いろんな方が見えたので、狭い所でレッスンしていただくことになり
申し訳なかったのですが
喜んでいただくことができて、ほっとしています。
ワークショップやセミナーを通して思うことですが
自分の体でありながら自分の体をよく知らない方が多いこと。
自分の状態をご存じの方でも、どう扱えばいいか
困っている方が多いこと。
「紙一重」と言いますが
自分の体のよくなるきっかけは本当に「紙一重」です。
今現在の状態であれば、よくならずにいくことも
違う面からのアプローチで
一度によくはならなくても
からからの砂に水が入り込むような
「あっ!」という瞬間があります。
例えば背中の動きがよくなければ下腹を考えるとか
股関節の動きをよくするのに
股関節そのものでなく、上半身の伸びや肩甲骨の動き
胴体と脚の隙間の開け方を工夫してみるとか
脚がうまく上がらない人はきちんとしたプリエができているかどうか
見直すというような、一見離れたところにあるようなアプローチで
つながっていくところがあります。
「こんな感じかな」というちょっとした曖昧さも
いくつも重ねて行くと、大きくずれていく結果になります。
基本がなぜ大事か。
「基本の形」が大事なのではないのです。
日々自分の体は同じではありません。
日々変わる自分の体を自然な位置に戻してやれる
ここが自然な自分の位置、と実感できる意識を持っていることが
大事なのだと私は思います。
治療して下さる人の手は大いに借りればよい。
多くのことを指導して下さる先生の言葉も大切。
でも、手を貸してもらっても、自分自身が自分を治し、よくする意識を持っていなければ
「治してもらう」ではよくならないのです。
まず自分の体を知ること。
そして自分の自然で楽な状態を知ること。
そこにいくのに必要なことを日々意識する習慣を持つことです。
それぞれ、ご自分の体へのお悩みがあって来て下さる方たち。
4か月ぶりに再開したワークショップですが
大阪から神戸に場所を移し
新たに考えることも出てきました。
出来る限り要望にお応えしたいと思いますし
いい状態でレッスンを受けて頂くには
またひとつ工夫が必要だと思っています。
次回のワークショップのセッティングがまだできていませんが
少し考えて、また新たにお知らせさせていただきたいと思っています。
↓「うまさきせつこのボディコントロール」の詳細はここから
うまさきせつこモダンバレエ研究所
せつこのゆったり自分コントロール