坐骨を中心に寄せる感覚シミュレーション
脚に負担をかけない体幹からのプリエ
体の骨の位置を意識しやすいように、椅子に座って
いろんなことをしてもらうことが多いのですが
ここから、多くのことを実感して下さる方が増えました。
2番で座った状態から、折りたたまれたものをすっと伸ばす
と言う過程で、立ち上がることができなかったり
体重を前に移してからでないとできない人もよくおられるのですが
それは、それまで通っていた力のラインが切れてしまったり
力の方向が違ってしまったりするからです。
「背骨をまっすぐ」と言っても、いったん「上にあがる」と意識が逸れてしまうと
体の中心のイメージがなくなってしまいます。
胸を前に押してしまう人が多いです。
また「上下に」と言うと、目で見た「上下」は意識できても
折れている足の「上下」を意識できなくなる人もいます。
背骨の胸に近い側の内側のラインをイメージして、それが床に引っ張られながら
同時にやはり背骨の内側を通って、首、脳天へと抜けて行くと思い描いて下さい。
肩甲骨があるべき位置にとどめられて、そこから出ている、タオルを引き延ばした腕が
あると、「立つ」ことができなかった人も楽に伸びることができました。
胸に力が入っていると、体の引っ張り合いができなくなるのは動画の通りです。
この感覚は
「背骨を意識しての正座からの立ち上がり」
http://ameblo.jp/setsuko-nightmere/entry-11501617277.htmlと全く同じです。
また、「上下に」体を伸ばすのは「体幹から上下に分ける」と理解して下さい。
「上下に分ける」のは、上の写真を見て頂ければイメージしやすいと思います。
これを立てれば
立っていても寝ていても、このように宙に浮いてても同じです。
力の通りをとどめることなく、自分の体の更に先に抜いていきます。
ダンサーが近くで見れば小柄なのに舞台で見れば大きく見えたりするのも
体の中心から空間まで、力が波及することによるものが大きいです。
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うまさきせつこモダンバレエ研究所
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