肋骨の位置を整えて自然な力の流れを作る
上を向く時、体幹をどう使うか
10年以上前、お腹の手術をしたことがあります。
手術の3日後に、うまく復帰できるかどうか心配で
ちょっとストレッチしようと試みた時
上を向こうとすると、全く上を向くことができず
「全てお腹と連動しているんだ!」と
身を持って実感した覚えがあります。
椅子に坐骨を付け、お尻が浮き上がらないように注意して
(「体育座りが楽にできますか」http://mbp-japan.com/hyogo/us-bodycontrol/column/38882/
をご覧ください。)
お腹を斜め前に伸ばします。
わかりやすいように、結構前に引っ張っていますが
小さい動きでも同じです。
「お腹を斜め前に引っ張って」と言うと「前に」に反応して
前に行っているけれど、背中も丸くなる方がいるので、そちらもご注意を。
肩甲骨が上がらないように回し下げておくのもお忘れなく。
お腹を伸ばした上で、肩甲骨の下側を後ろから前に繰り出すようにして
お腹と背中を更に伸ばします。
更に背骨の内側を通るように肩甲骨からの繰り出しを頭上に運ぶようにして
伸ばします。
立っていても縦の距離が長く伸びるだけのことで、使い方としては
全く同じです。
この「背骨の内側」を意識すると首だけががんばってしまわずに
きれいに伸びて、負担をかけずに向くことができます。
カンブレなどで、腕を使う時も同じです。
参照:「肩が盛り上がってきつい」http://mbp-japan.com/hyogo/us-bodycontrol/column/40055/
「脇を寄せて背骨の動きを出す」http://mbp-japan.com/hyogo/us-bodycontrol/column/38423/
ひとつの方向から見ると、ピンと来ないことでも
見る方向を変えて見ると、違った方向からわかることもあります。
このコラムでは、いろんな方向から体幹の使い方を書いています。
ご自分の意識に合致するものがどこかのページから、みつかるかも知れません。
↓「うまさきせつこのボディコントロール」の詳細はここから
うまさきせつこモダンバレエ研究所
せつこのゆったり自分コントロール