今の自分を否定せず自分の言葉にして
介護する人の身体のケアセミナー
昨日、神戸垂水の訪問介護 まにまにさんのご依頼で
現場の第一線で働くヘルパーさんのためのセミナーを行いました。
通常のレッスンでは、お1人お1人の身体に触れて
確実に実感してもらうことを一番に考えているので
20人を超える、これだけたくさんの方に限られた時間で、
きちんと実感して満足していただくことができるかどうかが
大きな焦点でしたが
・たくさんのことをするのではなく、確実にできることをする。
・ご自分の現状を知り、自然で楽な状態の認識をしていただく。
・誰もが、一人でできる自分の身体のケアを覚えていただく。
その3つを柱にして、全員が集まることが可能な6時半ではなく
早めに来れる方には、早めにおいでいただいて
全員の身体に触れて、拝見させていただきました。
5時半ぐらいからでしたが、開始時間の6時半には
全員揃って、プログラムを始めることができました。
最初に体に触れさせていただくのは、とても大事なことで
ほぼ全員が、腰痛や肩こりをお持ちでした。
高齢の方々を支える方々は、まず安全にお年寄りをケアすることを考えられるので
ご自分の身体は二の次になっています。
ご自分の体が気づかぬうちに負担のかかる姿勢になり、
楽だと考える姿勢も実は痛みや歪みを更に悪化させていることを
認識していただきました。
その後の皆さんの反応は素晴らしく
笑い声が絶えず「わぁ!楽!気持ちいい~!」
「すごい!すごい!」のお声が何度上がったでしょうか。
「いや~。無理!」の声はなく、本当に真剣に取り組んで下さり
タオルを持つと全員が後ろまで、ぐるんと腕が楽に回り
終了時にお話させて頂く時には、どなたの背中も自然に伸びて
きれいに立たれていました。
「意識次第で、こんなに体は楽になるんですね。
自分でも、家に帰ってやりたいです。」
と、元気よく帰っていかれました。
お母様に連れられてきた小さなお子様がおられましたが
見よう見まねで同じことをやってくれていたのが微笑ましかったです。
順調にプログラムが進み、余った時間で追加のプログラムをしたのですが
「これを応用するとこんなこともできます」とスピリッツしてみせたら
「わぁ~!!」といいつつも、たくさんの方がチャレンジされていました。
チャレンジ精神旺盛な皆さんのお蔭で、楽しいセミナーになりました。
私どもも、本当に素晴らしい勉強をさせていただきました。
現場の第一線で働く方々は、このバイタリティで仕事をしていかれるのです。
この元気さ、たくましさ、この前向き力がご高齢者を支えているのです。
もともとお持ちのこの素敵なところを
更に継続して磨いていただくために、ご自分の身体を今一度省みて
自分で出来るケアをしっかりしていただきたいと願っています。
(お仕事に急いで帰られたヘルパーさんを見送って、最後に残って下さった方々と)
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うまさきせつこモダンバレエ研究所
せつこのゆったり自分コントロール