重心を感じて立つ うまさきせつこのボディコントロール
肩が盛り上がって腕がきつい
腕を上げると、肩が盛り上がって辛かったり
ダンサーでも肩甲骨の位置をとどめられないで
肩がきつい人もおられる。
「腕を使う」意識が強かったり、腕を使う寸前まで意識していても
実際使う段になると、せっかく準備した状態が変わってしまうこともある。
本人はしっかり肩甲骨を意識して使っているつもりでいるが
動かす主体が変わってしまっていることに気づいていない。
写真で見ていただくと、肩甲骨の位置をとどめて後ななめに引っ張っているが
トイレットペーパーのロールを思い浮かべて欲しい。
トイレットペーパーを回さないで、ある一定の長さを引っ張っていると
考えると、
ロールを固定した位置は上に上がったりしない。
肩甲骨の下から繰り出すように腕は使うが、あくまで肩甲骨周りが主体で
腕はねじりながら引っ張っているだけである。
肩甲骨が上に上がっていかないように、肩甲骨だけ下に押し下げても
部分の力で固まってしまうので、肩周りも前から後ろに回し下げる。
わかりにくい人は
「眉間の皺を寄せずに眠りたい」
http://mbp-japan.com/hyogo/us-bodycontrol/column/35233/
をご覧下さい。
肩が前肩になっている(肩の先が前方向にある)場合も途中で引っかかって
止まってしまうので、同じように肩の先の方も前から後ろに回してみる。
腕を前から動かす時も後ろから動かす時も、肩周りは前から後ろに
回し下げる。
この写真で座ってやっているのは
骨盤の位置を固定して、骨の位置の感覚を感じてもらいやすくするためである。
写真の矢印のように体の流れをつなげて、腕を上げた時、脇の下が
前に広げられるように(脇と腕の間に水かきができるようなイメージ)
またそこからの腕は、内から外にねじるように使う。
お尻が椅子から、前のめりに浮かないように気を付けましょう。
お腹や背中を伸ばす感覚が辛く感じる人は「通ったエネルギーが抜けるところ」を
作って下さい。
たとえば写真のように、頭上に煙のように抜けて行くイメージを意識すると
うんと楽になります。
↓「うまさきせつこのボディコントロール」の詳細はここから
うまさきせつこモダンバレエ研究所
せつこのゆったり自分コントロール