相談機関への患者さんの不満
「食とこころ」
食欲の秋といいますが、食と心はかなり密接な関係を持っています。
心の問題で訪れる人の中には、「摂食障害」といった症状で苦しんでいる人たちがいます。
健康のためのダイエットなら心の健康度では許容範囲ですが、太ることを極度に嫌い制限してしまいすぎて拒食になってしまったり、反動で過食になって健康を害してしまったりして食のリズム・コントロールがとり難くなる症状です。
その際、身体の面だけを見ているのではなくて、何らかの事情で人間関係・自分の将来像、イメージ像等に偏りが生じて心を痛めてしまい、生きる源の「食」が上手に行われなくなっているようです。
食が上手に摂れなくなってくると当然身体にも弊害が出やすく、再度心にも悪影響を及ぼすという悪循環が生じてきます。
心身を害していなくても、例えば早食いの人は物事の判断は速い反面鵜呑みにし、遅食いの人は物事を熟考する反面考え込んでしまいやすい傾向があるなど、食は日常の行動にも大きく関係しています。生まれてから必須の「食」は心地よいですか。