愛知県教組青年部祭典で「自己受容と他者受容のグループワーク」

長谷川満

長谷川満

テーマ:教育・人権講演会

 8月24日(土)は愛知県教職員組合連合青年部祭典で講演させていただきました。
 会場は愛知県蒲郡市にあるグリーンホテル三ヶ根です。
 参加くださったのは愛知県内小中学校の31歳以下の若い先生方約200名です。





 最初にこの用紙に記入していただきました。





 これは後ほどグループワークをする時に使います。


 
 まずは演題である「自信とやる気を引き出すプラスの問いかけ」について35分ほどお話しさせていただきました。





 プラスの問いかけとは、子どもの考える力や主体性、意欲を引き出すための問いかけで次のようなものです。

 「どうしたらいいと思う?」
 「どうしたら出来るかな?」
 「どうしたい?」
 「どうしてほしい?」
 「何か手伝えることある?」
 「それのいい所ってどこかな?」
 「違う見方できないかな?」
 「どうしたら楽しく出来るかな?」
 「今すぐ出来ることって何かな?」





 これらは子どもの考えや気持ちを聞こうとするもので、
 このように問いかけられると子どもは
 「自分は大切にされている、認められている、愛されている」と感じます。
 このように感じる時、子どもは自らの内に宿る『自己成長力』を発揮し、
 主体的、意欲的に物事に取り組むようになります。
 

 子どもの自信ややる気を引き出すものとは実は「関係」です。
 この「プラスの問いかけ」も子どもとのより良い関係を築くのに役立つということです。
 良好な人間関係こそがモチベーションを高め、自己肯定感を高めるのです。
 
 もし皆さんが生徒たちから慕われ、校長先生や教頭先生から信頼され、同僚の先生方とも仲が良く、保護者からも「先生が担任でよかった」と笑顔で接してもらえたら、めっちゃやる気が出るでしょ。

 子どもも同じです。
 モチベーションの8割以上は人間関係が影響しているのです。





 より良い関係を築く上で大切なのが相手への理解であり、尊重であり、話を聞くことなのです。
 相手を理解しようとして問いかける。
 相手の話を聞こうとして問いかける。
 それが相手を尊重するということです。
 
 プラスの問いかけはそのためにあります。

 

 後半は「自己受容と他者受容の体験グループワーク」をしました。





 まずは6~7人のグループに分かれて、
 冒頭の「あなたが大切だと思うものベスト3」を
 一人一人その理由とともに発表してもらいます。
 全員が発表し終わったら、今度はグループで話し合い、
 「グループで大切だと思うものベスト3」を決めてもらいます。

 これは自分を開き、受け入れてもらうことによって人の考えや思いも理解し受け入れられるようなることを体験するのが目的です。

 自分の思いや考えを素直に表現すると同時に、自分とは違う考えに対しても耳を傾け心を開く。
 他者の考えを受け入れることによって自分の認識や思考を新しくする。
 これを「成長促進的人間関係」と言います。

 これを体験するためにはいくつか注意点があります。




 
 これらを意識して話し合ってください。




 
 約30分間のグループワークのあと、このようにお話ししました。

 「どうでしたか、皆さん。
  心を開いて思いを言えた。
  心を開いて人の話が聞けた。
  そう思える人、手を挙げてください。
  皆さんが今体験されたのが成長促進的人間関係です。

  自分が最初書いたベスト3よりも
  グループで決めたベスト3の方がいいと思う。
  気に入っている。
  そう思える人、手を挙げてください。
  それが成長です。

  どうか今日体験されたことを学校現場で生かしてください。
 
  本日は誠にありがとうございました。」


 そうご挨拶したあと、お一人お一人に28種類のそれぞれ違う詩をプレゼントしました。





 参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました。
 青年部の酒井翼様、田中章太郎様、お世話になりました。
 また皆さんにお会いできる日を楽しみにしています。





        < リンク >

 
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 https://www.kouenirai.com/profile/3820

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 http://mbp-japan.com/hyogo/hasegawa/column/64075/

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長谷川満
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長谷川満(家庭教師)

家庭教師システム学院

発達障がいや不登校の子の意欲を引き出すには自己肯定感を高める必要があります。その子のありのままを受容し、信頼関係を築き、成功体験と褒め言葉で自信と意欲を引き出します。

長谷川満プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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