岡山県倉敷市玉島市民交流センターでの講演会「子どもを伸ばすプラスの問いかけ」

長谷川満

長谷川満

テーマ:教育・人権講演会

 4月23日(土)は岡山県倉敷市まで講演に行って来ました。

 去年の10月、ライフパーク倉敷で講演した折に、玉島市民交流センターのセンター長さんが聞いて下さっていて、それで「是非こちらのセンターでも講演を」と言っていただき講演させていただくことになりました。
 テーマは「子どもを伸ばすプラスの問いかけ」。




 親が普段、子どもにかけている言葉ってどんな言葉が多いでしょう?
 「早よしなさい」
 「もう宿題したの?」
 「なんべん言ったらわかるの!」
 「いい加減にしなさい」
 「ちゃんとしなさい」

 実は親が子どもにかける言葉の8割以上は注意、命令、禁止、叱責なんですね。
 これでは子どもの自信ややる気は引き出せません。
 これらは上からの一方通行で対話にならないからなんですね。自信ややる気を引き出そうと思ったらもっともっと子どもと対話をしなければ引き出せません。




 対話をしていくにはどうすればいいか?

 子どもに「問いかけ」をすると対話になります。
 でも、問いかけにもプラスの問いかけとマイナスの問いかけがあります。
 資料をご覧下さい。



 プラスの問いかけは子どもの考える力や主体性、意欲、能力を引き出します。
 マイナスの問いかけは子どものやる気をなくさせ、親子関係を悪くします。

    <子どもに対するプラスの問いかけ>

・ どうしたらいいと思う?
・ どうしたら出来るかな?
・ どうしたい?
・ どうして欲しい?
・ 何か手伝えることある?
・ それのいい所ってどこかな?
・ 違う見方できないかな?
・ 相手の立場に立ったらどう見える?
・ 何から始める?
・ どうしたら楽しく出来るかな?
・ 今すぐ出来ることって何かな?
・ どうしたの?何かあった?
・ どうしてかな?

    <子どもに対するマイナスの問いかけ>

・ なんで~するの?
・ なんで~しないの?
・ なんで~したの?
・ もう宿題したの?
・ なんで怒らすの?
・ 何をしなければいけないの?
・ (悪い予想)になったら、どうするの?
・ どこを直さないといけないの?
・ ちゃんとしたの? わかってるの?
・ 何がいけないの?
・ 誰が悪いの?

 プラスの問いかけは子どもの考えや気持ちを聞こうとするもので、このように問いかけられると子どもは、自分は大切にされている、認められている、愛されていると感じます。このように感じるとき、子どもは自らの内に宿る『自己成長力』を発揮し、主体的・意欲的に物事に取り組んでいくようになります。



 マイナスの問いかけは「なんで」ばっかりやね。
 「なんで」と頭についたら後につづくのは責める言葉か嘆く言葉です。
 子どもだって親から責められたり、嘆かれたりばっかりされたら、そりゃあやる気もなくしますし、親子関係も悪くなります。

 問題はこれらの「マイナスの問いかけ」を無意識にいっぱいしているということです。
 まずはそこを意識化する。
 意識化すると「なんで」と言いかけたときに止められます。
 まずは自分が子どもにかけている言葉を意識化してマイナスのものをプラスに変えていく。
 はじめは「プラスの問いかけ」は言い慣れていないから言いづらいかもしれませんが、
これも慣れてくると自然にスッと出来るようになります。
 そうして「プラスの問いかけ」が自然に出来るようになってきますと皆さん自身がポジティブ思考、プラス思考に変わってきます。




 ポジティブ思考とは何か?

 それは自分自身に対しても「プラスの問いかけ」をし、自分を許し、自分にやさしくし、自分の気持ちを大切にしていこうという思考です。

 ネガティブ思考とは何か?

 自分を許さず、自分を責め、自分を脅し、自分を不安にさせる思考です。
 それはそのまま、
 子どもを許さず、子どもを責め、子どもを脅し、子どもを不安にさせることにつながります。
 それは決して子どもを幸せにしません。
 今、このネガティブ思考を変えなければなりません。

 では、どのようにして?

 言葉を変えることによってです。
 思考は必ず言葉に表れます。
 言葉と思考は一対のものです。
 子育てには本音が出ます。
 子どもに言っている言葉の中に自分の本音、自分の思考が表れています。
 そこを変える。
 子どもにかける言葉を変えていく。
 プラスの問いかけをしていく。
 そうすると自分がポジティブ思考に変わるだけでなく、子どもとの関係が変わって来ます。
 そして子どもとの関係が変わってくると、
 子どもが変わってくるのです。


 そのようにお話ししました。
 講演の最後にキロロの「未来へ」の曲にのせてお一人お一人それぞれ違う詩をプレゼントしました。
 質疑応答も3人の方が質問して下さり、お答えさせて頂きました。
 質問して下さった方、ありがとうございました。
 講演後、主催者様のご厚意で本のサイン販売をさせていただきました。
 お蔭さまで完売しました。
 買って下さった皆さん、ありがとうございました。




 参加して下さった皆さん、熱心に聞いて下さってありがとうございました。
 講演に呼んでくださり送迎までして下さったセンター長の猪木さん、連絡等お世話くださった赤峰さん、本当にありがとうございました。
 また皆さんにお会い出来るのを楽しみにしています。

 お世話になった猪木さんと赤峰さんと。





        < リンク >

 講演紹介動画「笑って感動して心が軽くなる講演」
 https://www.youtube.com/watch?v=IJgivKVQttk

 講演紹介動画「いのちの大切さを子どもたちにどう伝えるか」 
 https://www.youtube.com/watch?v=2WVpUz5AnPc

 子どもさんの学習の悩み・家庭教師のご相談は
 http://www.hariat.co.jp/ksg/

 不登校でお悩みなら
 http://www.hariat.co.jp/ksg/futoukou.htm

 親も子も幸せに成長していくヒントがいっぱい!
 ブログ「長谷川満の親学講座」
 http://hasegawa-mitsuru.seesaa.net/

 気づきがいっぱい!子育てコラム「あなたのままで100点満点」
 http://www.koushinococoro.com/magazine/kyouiku/hasegawa_100/

 感動!心が軽くなる!子育て講演については
 http://mbp-japan.com/hyogo/hasegawa/service2/

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長谷川満
専門家

長谷川満(家庭教師)

家庭教師システム学院

発達障がいや不登校の子の意欲を引き出すには自己肯定感を高める必要があります。その子のありのままを受容し、信頼関係を築き、成功体験と褒め言葉で自信と意欲を引き出します。

長谷川満プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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