岡山県里庄総合文化ホールでの講演会「子どもを幸せに伸ばす10の秘訣」

長谷川満

長谷川満

テーマ:教育・人権講演会

 10月25日(土)は午前中、「第14回里庄町教育を考えるつどい」で講演会がありました。
 タイトルは「子どもを幸せに伸ばす10の秘訣」。
 80名近くの方が参加して下さいました。
 


 講演の中で「子どもからの3つのプレゼント」の話をしました。

 「子どもは生まれて来るときに、親に3つのプレゼントを持って生まれて来ます。
 一つ目は愛する喜び。
 二つ目は愛される喜び。
 三つ目は愛する者どうしが共に暮らす喜び。

 親は子どもを持ってはじめて自分の命より大切なものがこの世にあることを知ります。
 もし今の子どもたちに出会わなければ、
 こんなにあたたかくて美しい感情をもつことはなかったと思います。
 これは子どもたちから愛する喜びをプレゼントされたんですね。

 二つ目、愛される喜び。
 子どもはどんなお母さんでも愛します。
 顔は関係ありません。性格も関係ありません。
 他のどんなお母さんよりも自分のお母さんが一番いい。



 たとえどんなに叱られてもお母さんが大好きなんですね。
 みなさんもお子さんを叱られることが多いと思います。
 それでもいいんです。
 大切なのは怒らないように我慢することではなく、
 ガミガミ怒るこの自分を、八つ当たりしているこの自分を
 子どもたちはそのたびに許し、変わらず愛し続けてくれているということに
 気がつくということです。
 そしてそれを忘れないということです。
 子育ては悩みと不安と自己嫌悪の連続です。
 時にはイライラして
 子どもに言ってはいけない言葉を言ってしまうときもあります。
 「こんな子いらん」「消えて」「大嫌い」
 そういう言葉です。
 あるお母さんもついイライラしてその言葉を口にしてしまいました。
 「あんたなんか大嫌い」
 子どもは泣きながらお母さんの足にしがみついて
 「ウッウ・・だいすき・・、ウウッウ、お母さん・・、だいすき・・ウッウッウ・・」
 と言い続けたそうです。
 こんな愛があるでしょうか。
 もしこの世に神様の愛があるとしたら、
 それは子どもが親に向ける愛です。
 だから、いくら理不尽に怒っても「だっこ」って言うでしょ。
 たとえ冷たく突き放しても夜になったら「ママと寝る」って言うでしょ。
 あれはそのたびにあなたを許し、変わらず愛し続けてくれているということです。
 かつてこれほどまでに純粋に無条件に愛され、必要とされたことがあったでしょうか。
 これは子どもたちから「愛される喜び」をプレゼントされたんですね。

 最後に、愛する者どうしが共に暮らす喜び。
 これを別名「幸せ」と言います。
 みなさん結婚される方に「お幸せに」とおっしゃいますね。
 どうしてそう言うのでしょう。
 それはこれから愛する者どうしが共に暮らすからです。
 みなさんはもうすでに愛するお子さんと暮らしてらっしゃいます。
 「幸せはなるものではなく気づくもの」
 大切なのはこれから幸せになろうと努力することではなくて、
 いますでに幸せなんだと気づくことだと思います。」

 講演の最後にお一人お一人にそれぞれ違った詩をプレゼントしました。

 みなさん大変熱心に聞いて下さいました。ありがとうございました。 
 主催者である里庄町教育委員会の皆様にも大変良くしていただきました。
 心より感謝しております。
 またお会い出来る日を楽しみにしております。

 
 講演会のあと主催者様のご厚意で拙著「あなたも子どももそのままでいい」のサイン販売をさせて頂きました。20冊持っていったのですがお蔭さまですぐに完売しました。まだ欲しい方もおられたので16冊の注文も頂きました。ありがとうございました。




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長谷川満
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長谷川満(家庭教師)

家庭教師システム学院

発達障がいや不登校の子の意欲を引き出すには自己肯定感を高める必要があります。その子のありのままを受容し、信頼関係を築き、成功体験と褒め言葉で自信と意欲を引き出します。

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