心の成長 その3(児童期)
< 思春期の子どもの特徴 >
1、親に対して批判的になり、矛盾をつくようになる。
2、あまりしゃべらなくなる。秘密を持つようになる。
3、自分の部屋で過ごす時間が多くなる。
4、友人関係を大切にするようになる。
5、外見や能力、周りの目に敏感になり、劣等感を持ちやすい。
6、親に対する言葉遣いや態度が悪くなる。
7、言うことが日によって違う。感情が変わりやすい。
< 思春期の子どもへの接し方 >
1、 親の考えを押しつけない。正論で言い負かさない。
2、 決めつけない。頭ごなしに叱らない。
3、 兄弟や親戚、同級生と較べない。
4、 子どものいい所を見る。
5、「口を出す」愛情ではなく、「そっと見守る」愛情を持つ。
6、「勉強しなさい」等、上から命令口調でものを言わない。
7、 強制・管理したりせず、ゆっくりくつろげる家庭にする。
思春期は、親からの「精神的自立の獲得」という発達課題を背負っています。
児童期までは親や先生の言うことを素直にきいて誉められることが喜びでしたが、思春期に入ると、自分の頭で考えるようになり、自分の考えで行動したくなってきます。
これは子どもが精神的に成長した証拠で喜ばしいことです。今までは無批判に親や先生のいうことを受け入れていましたが、子どもはもう自分の頭で、「これは正しい、これは間違っている。」と判断できる力がついてきています。もちろん、その判断は未熟ですが、その芽をつぶすことのないように接することが大切です。
また自分で決めたがり、自分の思うように行動したがる反面、不安感も強く「親に決めてほしい、でも自分で決めたい、でも自信がない」といった心境にあるので、暖かく「待つ」ようにしてあげると不安感が和らぎます。
子どもは「親や先生のいいなりにはなりたくない」という気持ちが強くなってきますので、親や先生は高圧的な態度で言うことをきかせようとしがちですが、それよりも子どもの気持ちを尊重しながら、突き放すことなくそっと見守ってやる、そのくらいの感じがいいと思います。
ただし、ここぞ!という時には本気で子どもとぶつかることも必要です。
普段は子どもに任せて、多少の悪さ、欠点も大目にみながら、これだけは許せない!という時だけ本気でぶつかる、そんな感じでしょうか。
思春期の子どもは親からしますと、生意気で言うことをきかなくなり、手が焼ける存在です。そうしますと、親の方でも子どもに対抗しがちなので、思春期の子どもの親の特徴が見られます。
思春期の子どもの親の特徴
1、子どもに対して高圧的になる。
2、子どもの悪い点が目につくようになる。
3、口うるさくなる。
4、子どもに対して疑い深くなり、過干渉になる。
5、親の価値観をおしつけるようになる。
以上のようになりがちなので、その点に気をつけるといいと思います。また、18才くらいになれば反抗も自然におさまりますので、それまでの辛抱です。この時期、やさしく見守ってやれば、その後の親子関係はとても良好なものになります。
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