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神戸市内で墓地が欲しいのですが、どこで買えばいいのですか?

2021年1月30日 公開 / 2021年2月26日更新

テーマ:墓地・霊園

コラムカテゴリ:冠婚葬祭

神戸市内で墓地が欲しいのですが、どこで買えばいいのですか?
こんにちは、マイベストプロ神戸「お墓のプロ」の能島孝志と申します。


今回は、墓地についてお伝えしたいと思います。


「神戸市内で墓地を欲しいのですが、どこで買えばいいのですか?」というお問い合わせをよくいただきます。


よく「墓地を買う」と言いますが、正確には「墓地を使用する権利」を買うことになります。

一般的に墓地代と呼ばれるものは「使用料」のことであり、墓地を永代であったり期限付きで使用する権利を取得するための費用なのです。


そして、墓地は家や畑などの土地と違い、所有する権利を買うわけではありませんので、人に売ったり貸したりすることはできません。


あくまでも、その家が墓地として代々使用するための権利なのです。


では、「神戸市内で墓地が欲しいときには、どこで買えばいいのか?」についてご説明させていただきます。

1.墓地の種類

墓地の種類
墓地には、大きく次の4つの種類があります。


・寺院墓地
・公営墓地
・民営霊園
・みなし墓地


いずれも、私たち石材店のような、営利を目的とした法人が墓地を経営することはできません。

墓地を経営できるのは、市区町村などの地方自治体、もしくは、宗教法人、公益法人等に限られます。


そして、それぞれの墓地ごとに特徴がありますので、あなたにピッタリの墓地を選んでくださいね。

2.それぞれの墓地の特徴

それぞれの墓地の特徴
では、それぞれの墓地ごとに特徴や注意点をご説明いたします。

(1)寺院墓地

読んで字のごとく、お寺の境内にある墓地です。


いつもお寺が見守ってくれているという安心感と、常にご住職がいるため、墓地の管理が行き届いています。


ただし、お寺という性質上、宗教、宗旨・宗派不問というわけにはいきません。

墓地を買うとなると、そのお寺の宗旨・宗派に合わせる必要がある場合がほとんどです。

墓地を申し込む際に、どのような規定になっているかを事前に確認しておきましょう。


また、お寺は私有地につき、防犯上や管理面の観点から、多くの場合は出入りできる石材店があらかじめ決められています。


要するに、お墓を建てる石材店を自由に選ぶことはできない、ということですね。

(2)公営墓地

市区町村などの自治体が運営する墓地です。


神戸市ならば「神戸市立墓園」となります。


公営ですので、宗教、宗旨・宗派どころか、国籍も問いませんし、何よりも安心なのは、未来永劫続く管理体制です。

つまり、自治体が破綻しない限り、墓園内の水道やゴミ処理、通路の清掃などの管理体制が整っているということです。


墓地代も、営利を目的としていないため、比較的安い価格に設定している自治体が多いようです。


そして、消費者にとって最大のメリットは、墓石購入の石材店を自由に選べるという点です。


あなたが、「ここだ!」と思う石材店を選ぶことができるのです。


公営墓地は、トータル的に自由度の高い墓地と言えるでしょう。

(3)民営霊園

宗教法人や財団法人が経営する墓地です。


チラシやネットで宣伝している霊園の多くが、この民営霊園です。

こちらも、公営墓地と同じく、宗教、宗旨・宗派を問わないところがほとんどです。


民営だけあって、法要施設やカフェなどの併設や、最寄駅からの無料送迎バスの運行など、充実した設備とサービスが売りの民営霊園もあります。

その分、公営墓地と比較すると、墓地代や毎年の管理費も高いようです。


また、民営である以上、倒産や破綻の心配があります。


事実、霊園の経営不振により、


・管理事務所は無人
・水道は水がでない
・霊園内は荒れ放題


といった民営霊園をいくつか見たことがあります。


そして、何よりも厄介なのが、「指定石材店制度」という、業界独自の制度があることです。


これは、「Aという民営霊園で墓地を買ったら、Bという石材店でしかお墓を購入できない」という制度です。

墓石の値段がどれだけ高くとも、営業マンが気に食わなかったとしても、B石材店でしか購入できません。


これは、絶対なのです。

ほぼ、例外はありません。


民営霊園で墓地を購入する際には、指定石材店制度というハードルがあることを知ったうえで、設備やサービスとを天秤にかけて検討してください。

(4)みなし墓地

墓地は誰でもが経営できるわけではありません。


墓地としての経営許可を得るためには、「墓埋法(墓地、埋葬等に関する法律)」が定めるように、「都道府県知事の許可を受ける」必要があります。

しかし、この墓埋法が定められたのは1948年(昭和23年)です。


でも、日本中のあちこちには、それ以前から数多くの墓地があります。

山すそや田んぼの片隅、住宅街の一角にある墓地を目にされたことがあるかと思います。


それら、墓埋法が制定される以前からある墓地を「みなし墓地」と言います。

法的には墓地としての経営許可を得ていないが「墓地としてみなしましょう」ということです。


これら、みなし墓地は、個人の所有地であったり、財産区や自治会が経営したりと様々です。


みなし墓地を購入できるのは、基本的には、その地域の住民に限られる場合が多く、誰でもが墓地を買えるというわけではありません。

また、常時管理人がいるという墓地は少なく、墓地の利用者が持ち回りで掃除をしないといけないようなところもあるようです。


みなし墓地でも、墓石購入の石材店が制限されているケースもありますので、事前によく確認しておいたほうがいいでしょう。

3.神戸市営墓地について

神戸市営墓地について
神戸市で人気の墓地といえば、やはり公営の神戸市営墓地です。


神戸市では、例年、神戸市民を対象に「神戸市立墓園」の募集受付をしております。


ちなみに、2020年度(令和2年度)は、


・鵯越墓園
・舞子墓園
・西神墓園
・追谷墓園


の、4つの墓園が募集の対象となりました。


申し込みに関しては、それぞれの墓園ごとに時期や資格が異なり、かなり複雑です。

そして、募集区画も点在しているため、お目当ての墓地を見つけるのは一筋縄ではいきません。


そこで、当社、第一石材では、神戸市営墓地の申し込み受付区画の現地案内から、申し込みまでの一切の手続きを無料代行させていただいております。


神戸市営墓地のお申し込みをご検討の方は、お気軽にお問い合わせください。

4.まとめ

今回は、神戸市内で墓地を買う(使用権を取得する)場合について、ご説明させていただきました。


墓地を買うというのは、おそらく、一生に一度あるかどうかです。

お家ほど、引っ越しをするものではありません。


それだけに、家から近いというだけではなく、


・立地条件
・墓地代
・管理の永続性
・宗教、宗旨・宗派不問
・指定石材店制度の有無


など、あらゆる観点から検討して選ばれることをお勧めいたします。

□□関連記事□□


『【無料】令和2年度神戸市営墓地募集/相談・現地案内・申し込み手続きを無料サポート』
 └ https://mbp-japan.com/hyogo/daiichisekizai/column/5054620/


『 神戸市営墓地の区画(場所)選びで失敗しないための3つのポイント』
 └ https://daiichisekizai.com/3-points-to-choose-kobe-city-graveyard/


『神戸でお墓を建てるなら神戸市営墓地が絶対お勧めである4つの理由? 』
 └ https://daiichisekizai.com/if-you-build-a-grave-in-kobe-there-are-four-reasons-why-kobe-municipal-cemetery-is-absolutely-recommended/



■神戸市営墓地のお申し込み等については第一石材までお問い合わせください。
フリーダイヤル 0120-756148(なごむいしや)


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この記事を書いたプロ

能島孝志

お墓のプロ

能島孝志(株式会社第一石材)

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