【神戸市立墓園】2024年(令和6年)秋のお彼岸時期墓参のお知らせ
少子高齢化や、都市部への人口流出による核家族化の影響からか、
「墓じまい」という言葉を近年よく耳にするようになりました。
全く身寄りがない人だけに限らず…
「息子はいるが独身」
「息子に男の孫がいない」
「子どもはいるが娘だけなので跡継ぎがない」
…などなど、「墓じまい」の理由はさまざまです。
これらの「墓じまい」の理由は、お墓は供養の場である以前に、
「継ぐ」ということが大前提になっているように思える。
独身であっても、お墓参りには行けます。
女の子の孫でも、お墓参りには連れて行けます。
息子であろうが、娘であろうが、自分の親に代わりありません。
お墓は亡くなった大切な方を供養するためのものではないのか?!
亡くなった方に会いに行く場所ではないのか?!
「継ぐ」「継がない」は、また別の問題ではないのか?!
お墓にまつわるエピソード「終のマイホーム」(若狭 幸子さん)
お墓は終(つい)のマイホームだと思う。
生前、父と母はお墓のことでよく言い争っていた。
喧嘩ばかりしていた仲良くない夫婦の父と母。
互いに自分の故郷にお墓をつくりたかったからだ。
普段、亭主関白な父に逆らったことなどない母も、
この墓問題だけは一歩も譲らなかった。
「もう別々ね」母はふてくされたように言うと、
「ああ、それでいい、それがいい」
父も口をゆがめ吐き捨てるように言った。
時は過ぎ、父はガンでこの世を去った。
私たち三姉妹は母とお墓の相談をした。
「どうする?どこに建てる?」私が母に言うと、
「どこでもいいよ」と意外な返事が母から返ってきた。
詳しく聞くと、父が最後に残した言葉は、
病院中に響く声で、「母さん、母さん、どこにいるんだ」
と母を呼ぶ父の叫びだった。
私は涙が出た。
父は母と一緒にいたいのだ。
私は母の故郷にお墓をつくることに決め、
墓石は父が好きだった白を基調とするデザインにした。
8年後、その母も父と一緒のお墓に入った。
両親が他界して、私たち三姉妹は実家というものがなくなってしまった。
唯一残してくれたのは、母が建てた終のマイホーム。
毎年3回、私たち三姉妹は父や母に会いに線香と花を供え、
親不孝したことを詫びるように墓石を丹念に磨く。
お墓とは永遠に眠る故人との語らいの場であり、
絆を結ぶ安らぎの場所(パンドラ)であると思っている。
※(一社)日本石材産業協会発行「お墓物語Ⅱ」より引用
昭和22年(1947年)5月に廃止になった「家督制度」だが、
お墓に関しては、まだまだこの制度の考え方が色濃く残っているのでは…
「お墓に参る」ことと「お墓を継ぐ」ことは別ではないでしょうか。
お墓にまつわる感動的なエピソードを集めた小冊子「お墓物語」
http://mbp-japan.com/hyogo/daiichisekizai/column/63694/
一般消費者にとって極めて分かりにくいあらゆるお墓の疑問を、
(一社)日本石材産業協会認定、「お墓ディレクター1級」資格者、
㈱第一石材・代表、能島孝志がズバリ解決いたします。(相談無料)
「墓じまい」でお悩みの方、おられませんか?
私ども、第一石材では、しつこい売り込みや、自宅への訪問営業、
電話での後追いなどは一切いたしておりませんのでご安心ください。
お墓・墓石の無料相談について詳しくはコチラまで!