知っていますか？意外と多いお墓のトラブル（1）国民生活センターへの相談件数は年間1192件！

2017年4月28日公開 / 2018年4月10日更新

テーマ：お墓のトラブル

コラムカテゴリ：冠婚葬祭

コラムキーワード：お墓

お墓のトラブル相談1192件！

賞味期限の改ざんや食べ残しの使いまわしなどの食品業界、
耐震偽装やマンションの杭打ち偽装の建築業界、
燃費データ改ざんで問題になった複数の自動車メーカーなど、
数々の偽装や不正事件が大きく取り上げられています。

しかし、お墓のトラブルってほとんど耳にしませんよね！？

さすがに、モノがモノだけに、トラブルは無いのでしょうか？

いえいえ、とんでもない！

お墓のトラブルって意外と多いことをご存知ですか？

一般消費者からの国民生活センターへの相談件数は、
2015年のデータによりますと、墓石関係の相談は1192件です。

ちなみに、仏壇関係が608件、葬儀関係が617件となっており、
墓石に関する相談が他の類似業界の倍近くになっています。

では、この1192件というトラブル相談数は多いのでしょうか？

それとも少ないのでしょうか？

私が思うには、この数字は実数よりかなり少ないと思います。

なぜならば、この1192件には泣き寝入りした方や
トラブルに気が付いていない方は含まれていないからです。

これらの数を入れると実際には数倍の数になるかも分かりません。

お墓のトラブルがあっても文句が言えない！気が付かない！　

お墓を建てる石材店を、親戚や知人に紹介してもらった場合などは、
その人たちの手前、面だって文句を言えないこともあるでしょう。

また、完成したお墓のトラブルに気が付いていないのは、
一般消費者のほとんどがお墓に関する知識がないからです。

プロの目から見ると、明らかにひどい仕上がりの墓石であっても、
初めてお墓を建てる人には分からなくて当然かも知れません。

一般消費者が見て分かる頃には、さらにひどい状態になってからか、
地震等の災害で、お墓が倒れてしまっているかも分かりません。

そうなってから分かったとしても、何の意味もありません。
そのためには、お墓に関する知識を少しは持っておくべきです。

知識を持つことで、トラブルに巻き込まれる確率は下がります。

そして、知識を持ったうえで石材店選びをしてください。

では、「いったいどこで知識を得ればいいのか？」となりますので、
以下、お墓の情報収集に役立つおすすめサイトをご紹介いたします。

シリーズコラム「良いお墓が出来るかどうかの分かれ目」
（10・最終話）お墓の情報収集に役立つおすすめサイト！

また、石材店を選ぶ際には、必ず複数の石材店から話を聞きましょう。
その際には面倒でも、自ら石材店に出向くようにしましょう。

墓石購入は1回限りのことなのですから慎重を期して選ぶことが肝心です。

　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　～つづく～

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