コラム
関西初! 納骨室に水が入らないお墓 (5)お墓も「水入らず」?
2016年8月30日 公開 / 2016年9月1日更新
以下のコラムからの続きです。
最初からご覧になってください。
(1)実は墓石の中は水浸し!?
(2)「こんなもの?」それで良いのか?
(3)富山の宮崎様とのご縁
(4)従来の墓石より格段に優れた強度
富士山万歳様のお墓
新たなご提案に関しては、さすがにご家族の反対も無く、
早速、墓石の製作に取り掛からせて頂くこととなりました。
墓所での基礎工事や中国の加工工場での製品検品もスムーズに進み、
お約束の納期までに、お墓を完成させて頂くことができました。
そして、出来上がったお墓をあらためて見て感じたことは、
自分自身が思っていた以上の、別次元の完成度になっていた事です。
もちろん「お墓に水が入るのは絶対イヤ!」と言われたお客様も、
実際に完成したお墓をご覧になられて大満足して下さいました。
ここで、このコラムを読んで下さっている皆さまに、
このお客様自身が書かれた建墓記録のブログをご紹介いたします。
富士山万歳様のブログです。
(参照:http://ameblo.jp/omoidenofujitozan/entry-11892749781.html)
なぜか、富士山万歳様のブログ左下のブックマーク欄に、
同じ兵庫県内の大北石材店様のリンクが貼り付けられていますが、
決して大北さんと競合になったわけではありません。
大北石材店様のブログを熱心にご覧になられていたようです。
大北石材店様のブログは多くの業界関係者もご覧になられており、
前々回のコラムでご紹介させて頂いた富山県の宮崎様のブログや、
栃木県足利市の寺院、高庵寺のご住職のブログなど、
業界のご意見番的な方のサイトにもリンクが貼り付けられています。
これはやはり、大北さんのお人柄でしょうね!
大北さんと当社は、同じ兵庫県と言えども商圏が全く異なり、
かつてから今日まで一度も競合したことはありません。
現在では、業界団体内での事業活動を共にする間柄なので、
できれば競合はしたくないというのが正直な気持ちです(笑)。
しかし、消費者にとっては一生に一回の大きな買い物だけに、
色々な石材店から話を聞いてみたいという気持ちも分かります。
お墓は一家に一つしか必要のないものですから、
今日は焼肉、明日はお寿司みたいなわけにはいきません。
失礼!余談になってしまいました。
多くの方はお墓に水が入ることを知りません
これを機会に、この新構造のお墓を多くのお客様にお薦めしたい、
お墓の大きな悩みを解決できるのではと考えるようになりました。
ただ、現実問題として、この様な「水の入らない構造のお墓」を、
望んでおられる方が、いったいどのくらいいらっしゃるのか…?
この時点では、正直に申し上げて全く分かりませんでした。
いくらこれまでにない優れた構造のお墓を開発したといっても、
お客様からの支持を得られなければ、ただの自己満足に過ぎません。
そこで、それから以降はお客様と商談の機会があるごとに、
この新たな構造のお墓の説明をしてまいりましたところ、
多くのお客様から「ぜひそうしたい!」という回答が得られたのです。
お墓もやはり「水入らず」?
世間では、よく「水入らず」という言葉が使われます。
「家族水入らず」「親子水入らず」「夫婦水入らず」と言うように、
“水”は余計なもの、邪魔者という意味で使われる言葉です。
しかし、人が生きていく上において水は必要不可欠なものです。
また、お墓参りの際にも水は必ず必要なものであることは確かです。
ただ、お墓の中のご先祖様が眠る場所であるカロート(納骨室)内に、
水が入ることは「○○水入らず」と同じく歓迎されないのです。
「お墓に水が入っても抜ければ良い」という考え方もあるようですが、
抜ける、抜けないよりも、水が入ること自体に問題があるようです。
「天井から雨漏りはするが、床から自然と抜けるので大丈夫」
というような家に住みたいと思われる人がどの位いるでしょうか?
関西方面の「土に還す」という納骨方法は理解できるとしても、
やはり、お墓の中に水が入るのは嫌という人が圧倒的多数でした。
その後に、この仕様にてお墓を建てて頂いたお客様に感想を聞くと、
「お墓の中のお骨がしっかりと守られているというだけでなく、
結果的には、より頑丈な構造のお墓を選んで良かった!」
…という、満足に満ちあふれた声もたくさん頂戴いたしました。
私たちのような、お墓を扱う業者側のこれまでの考え方としては、
関西では「お墓に多少の水が入るのは仕方のないこと」として、
長きに渡り「こんなもの」という慣習で今日まで来ましたが、
消費者の考えは「こんなもの」では納得してもらえないようです。
もし、私どもも富士山万歳様との出会いがなかったら、
きっと今も、従来構造の墓石を販売し続けていると思います。
~つづく~
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