中国“消費期限切れ食肉”問題から見る中国産墓石の現状(1)偽装は中国では当たり前
(1)偽装は中国では当たり前
上記のコラムからのつづきです。
中国産墓石は大丈夫なのか?
今や、日本国内に流通する墓石の80%以上が中国でつくられている時代です。
ちなみに、現在の日本の食糧自給率は39%、ということは約60%が輸入に頼っているわけです。
そのうち、2013年度の中国からの食品輸入量は13.7%。
そう考えると、墓石加工に関しては中国への依存率が極めて高いと言えるでしょう。
では、中国でつくられる墓石は何も問題はないのでしょうか?
答えは、「いいえ、おおいに問題あり!」です。
食品と同様、さまざまな偽装やごまかし加工が日々当然のごとく行われています。
これら、中国のさまざまな偽装に関する問題は特定の分野に限らず、
ほとんどのモノが何らかの問題を抱えているといって過言ではありません。
また、偽装加工とは直接関係ありませんが、加工する工場によって
極めてひどい手抜きや、技術力の差が近年ひどくなっています。
これは、物事に対する考え方や、ルール、モラルを遵守するといった、
倫理上の問題なので、一朝一夕に改善することは不可能と言っていいでしょう。
国民性、教育、環境等が大きく影響している以上、そう簡単にはいきません。
しかし、これは何も中国だけに限ったことではなく、
日本を含め、他の国でも起こっていることなのですが、
中国における様々な偽装の頻度が極めて高いというのが現状でしょう。
ただ、墓石加工の場合、いかなる偽装が行われようとも、
今回の食肉問題のように大きく報道されることはありませんでした。
また、一般消費者がそれを見分けるのは極めて困難なことです。
しかし、一生に一度あるかないかの大きな買い物であり、
決して安い品物ではないだけに厄介な問題です。
第一石材が行っている対策
石材店(墓石小売店)が中国産墓石の仕入れる際には、
多くの場合、石材商社にお施主様から受注した墓石を発注します。
しかし、それでは、中国のどこの工場でどのランクの原石を使用し、
どの程度の技術力の行員が墓石の製作に携わるのかが全く分からないのです。
そのため、弊社では、約10年以上前から石材商社を介さず、
石種や墓石の形状・価格等により中国の工場を選択の上、私自身が直接中国へ出向き、
製品の加工工程から完成までのチェックを行い中国産墓石を輸入しております。
~つづく~
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