「大島石墓石」の価格・ランク・品質を徹底解明!(9)国内加工と中国加工とでは見分けがつくのでは?

能島孝志

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テーマ:日本の銘石

(1)大島石とはどんな石?
(2)大島石にはランク・等級があるのか?
(3)大島石特級でお墓をつくれば安心なのか?
(4)大島石墓石は本当に国産?
(5)日本と中国でつくる大島石墓石の素材の違い
(6)日本と中国では加工・製作方法が違う!
(7)日本と中国では磨きが違う!
(8)日本と中国で加工精度が違う!

上記のコラムからのつづきです


(9)国内加工と中国加工とでは見分けがつくのでは?


予備知識がなければ、一般消費者が見分けるのは難しい。


ここまでのコラムで、日本の優れた技術を持つ工場でつくられる大島石墓石と、
中国の石材加工工場でつくられる大島石墓石との違いを書いてまいりました。

大島石自体の素材の違い、加工・製作方法の違い、磨きの違い、
やくもの加工の精度のちがいなど、様々な違いについてです。

ここまで違うのであれば、見分けがつくのではと思われるかもしれません?

だが実際は、見分けるポイントの予備知識がなければ、一般消費者の方々が、
国内加工の大島石墓石と中国加工の大島石墓石を見分けるのは難しいでしょう。

大島石の原石も様々


中国に送られる大島石の中には、赤みを帯びた粗悪な原石も数多くあります。

このような原石でつくられる大島石墓石には、強力な薬品を使って赤みを消し、
綺麗にお化粧を施して製品化されたものも、日本市場に数多く流通しています。

これらの墓石は、建ってしばらくの新しいうちは、見分けがつきにくく、
石材店の営業マンであっても、なかなか見分けがつきにくい代物です。

また、磨きの精度についても、砥石を主に磨き込んだものばかりでなく、
ワックス系の薬品を塗り、艶を出している大島石墓石についても同様です。

加工の精度については、よほど酷い加工のものか、
技術力の優れた日本の職人による巧みの技にてつくられた「やくもの加工」ならば、
少し見るポイントが分かれば、一般消費者でも見分けがつくでしょう。

富山で「お墓の無料相談」を主宰されている宮崎さんが詳しく解説しています。
良い石材店を探し出すのはとても困難な理由…墓石加工について

欧米人から見れば、東洋人はみんな同じ。


欧米人から見ると、東洋人はみんな同じ顔に見えると言います。

特に、日本人、中国人、韓国人の区別がつかないとか…

欧米人から見る東洋人の見分け方


しかし、私たち日本人の目から見れば大方の見分けがつきますよね。

逆に、私たち日本人がヨーロッパの国々の人の顔を見ても、
どこの国の人か見分けがつかないのも同じことです。

お墓についても同様で、一般消費者の目から見れば、
大きさ、カタチ、石の色くらいの違いしか分からないでしょう。

けれども、見るポイントが分かり、数多くの墓石を見ることで、
一般消費者でも、ある程度、違いを見分けることが出来ると思います。

お墓を建てて、しばらく経てば、一般消費者が見ても違いが分かるでしょうが、
その時に分かっても、買い換えも出来ませんので、どうしようもありません。

ほとんどの場合、お墓の購入は一回限りです!

どうぞ、慎重にお選びください。




          ~つづく~




『墓石大賞』受賞・5度の実績!
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能島孝志
専門家

能島孝志(1級お墓ディレクター)

株式会社第一石材

「お墓はどこで建てても同じ!値段もたいして変わらないだろう?」なんて思っていませんか?建ててからでは手遅れです。一般消費者には分かりにくい、お墓の悩みを「1級お墓ディレクター」の能島孝志がズバリ解決!

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