国産墓石と中国産墓石のどっちが良いのか？⑤日本と中国の墓石加工方法の大きな違い！
①ガーデニング霊園
②バリアフリー設計の霊園
上記のコラムからのつづきです
セキュリティが万全な霊園
一年に何回かは、「花立がなくなった！」
「ローソク立のガラスカバーが割れている」
「線香皿がなくなった！」などの問い合わせが入ります。
それも、誰でもが簡単に出入りすることができ、
霊園内のすみずみまで、管理の目が行き届きにくい、
大規模の公営墓地によくあるケースです。
お墓に危害を加えたり、モノを盗んだり、
…と、心無い人が数多くいることが非常に残念です。
このように、霊園内の墓石に設置してある、
ステンレス製の花立や線香皿が盗まれるなどの
盗難事件の多発が問題になったころから、
万全なセキュリティ対策を強調した霊園が登場してきました。
もちろん、防犯対策に取り組むことは大切なことですが、
霊園内のセキュリティばかりに気を使うあまり、
利用者の不興を買ってしまっているケースもあるようです。
実際の例として、「防犯カメラが設置されてから、
なんとなく落ち着いてお参りができなくなった。
霊園は故人とゆっくり語らうための場所なのだから、
カメラを目立たない様に配置するなどの気遣いがほしい」
という、お墓参りに来ていた利用者の方からの声もあるとのことです。
また、「天気も良いので、ふと思いつき、お墓参りに出かけたが、
休園日で入口も施錠され、霊園スタッフもいなかったので、
そのまま帰るしかなく、お花が無駄になってしまった」といった例もあるようです。
霊園によっては、オートロック施錠の採用により、
休園日でも利用者の方が自由に出入りできるような
システムになっているところもあるようなので、
墓地を契約する前によく確認をしておきましょう。
「セキュリティ対策万全」の霊園の注意点
■防犯のため、霊園定休日（比較的、水曜日が多い）や、
夕方17時以降には霊園入口が施錠され、墓参者を含め、
一切の立ち入りができないようになっていることがある。
■霊園内にむき出しの防犯カメラが取り付けられていると、
お墓参りをのぞき見されているようで不快な思いを抱く。
■防犯カメラが撮影した映像や画像が保存されている場合、
プライバシー保護の管理体制がどうなっているのかが不安。
こうしてみると、セキュリティ対策が万全の霊園というのも、
消費者側からは、決して良いことばかりでは無いようですね！
～つづく～
【参考文献】霊園ガイド2013上半期号（六月書房 発行）
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