お墓の選び方②墓地の種類と場所で選ぶ【その2】みなし墓地
お墓を選ぶ際に「何を基準に選んだら良いのか分からない?」
弊社にお越しいただくお客様のほとんどがこう言われます。
確かに、おっしゃるとおりだと思います。
車の様に試乗をしてみるわけにもいかないし、
パソコンの様にスペックを比較するわけにもいかないし、
食品の様に味見をすることも出来ません。
ましてや、オリジナルデザインの墓石を除けば、
どのお墓も似たり寄ったりのカタチをしているわけですし…
また、石材店の人の言うこともお店によって様々です。
消費者の方々にしてみれば、いったい何が本当なのか?
…といったところが、余計にお墓選びを複雑にしており、
消費者に不安ばかりを与える結果になっているのではないでしょうか。
ある石材店では「庵治石なんて最近では採れてません。大島石がお薦めです!」
また、ある石材店では、「最近のお墓はみんな中国で作ってます。
日本でお墓を作っている店などほとんどありません!」とか…。
どちらも、まったくのウソ!
国産最高級墓石材である庵治石も毎日採掘されていますし、
中国における墓石加工が全体の多くを占めているとはいえ、
庵治や岡崎、真壁といった産地を中心に日本のあちこちで、
墓石や燈籠、彫刻物などの石材加工は日々行なわれております。
商売をしている以上、どのお店にしても営業マンにしても、
出来ることなら自分の所でお墓を購入してほしいという気持ちは理解できます。
もちろん、私もそうですから!
だからといって、消費者にその場限りのウソや適当な情報を伝え、
正確な情報をきちっと伝えないというのはどうかと思います。
モノのない戦後の時代や高度経済成長期の頃なら、
どんなものでも、作ればなんでも売れたかも知れません。
しかし、情報化社会となった今では、消費者には知る権利があり、
私たち販売する側には、正しい情報を提供する責任と義務があります。
特に、お墓という商品は消費者にとっては高額商品であり、
一生に一度買うかどうかの大きな買い物なのでなおさらです。
また、建築物には「1級建築士」、不動産なら「宅地建物取引主任者」、
料理人なら「調理師」など、資格が必要な業種も数多くありますが、
お墓の販売するにあたっては何の資格も必要ありません。
入社まもない営業マンでも名刺1枚でお客様宅に訪問し、
カタログと石材サンプルで墓石を販売するなどはごく当たり前。
資格が必要でないため、最近では葬儀社、仏壇店、葬祭ギフト店などの
仏事関連業者も相次いで墓石の販売に参入してきている時代です。
それゆえに、私たちお墓づくりを専門とする石材店としては
今、正に『専門店としての意義』が問われる時代です。
国産の墓石が良いか?中国産の墓石が良いか?
という以前に、業界人としての最低限のモラルとルールをもって
消費者に対応できるかどうかの方が先決なのではないでしょうか。
こんなことすら、出来ないお店に国産であろうが、
中国産であろうが、心のこもった本当に良いお墓を
消費者に届けることなど極めて難しいと私は考えます。
~つづく~
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・電友会・兵庫支部
・兵庫県勤労福祉協会(ファミリーパック)
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・三菱重工労働組合・神戸造船支部
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・三ツ星ベルト労働組合
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