お墓選びは石材店選び③墓石の産地偽装事件ではないの?/神戸新聞マイベストプロ神戸主催セミナー「お墓選びで知っておきたい5つのポイント」おさらい
悪質業者が引き起こす具体的なトラブルの事例
様々なトラブル事例の中でも、年々、件数が増えているのが、
今回紹介する「指定石材店制度」に関係する事例です。
【事例.5】契約後に自分で石材店が選べないことを知った!
石材店の案内で寺院の敷地内にある墓地を購入いたしました。
お寺に墓地の永代使用料を納めた後になってから、
そこでは墓石の施工を行う業者が1社しかないことを知らされました。
自分なりに施工をお願いしたいと考えていた石材店があったので、
お寺が決めたその業者ではお墓をつくりたくありません。
そのような規程があるのなら、墓地を斡旋した石材店が、
見学の際に事前に知らせるべきではないのでしょうか?
すでに支払った永代使用料を返還してほしいと考えています。(50代・男性)
【解説】知らない人が損をする「指定石材店制度」
最近、全国の消費生活センターには、これと同様の相談が増えているそうです。
寺院境内墓地では、お寺により石材店が決められている場合が大半なので注意が必要です。
この事例では、石材店側から事前に説明がなかったとと訴える相談者と、
寺院境内墓地では施工の石材店が決まっているのは常識だという石材店との間で、
永代使用料の返還を求めて話し合いが行なわれ結果的に寺院側が返金に応じたとのことでした。
気を付けなければならないのは、民営の霊園でも「指定石材店制度」によって、
施主側が石材店を選ぶ自由が制限されている霊園がほとんどです。
霊園を見学する前に、頼みたい石材店を選ぶことができるかどうか確かめておくことが必要です。
※業界独自の制度「指定石材店制度」について詳しくはコチラをご覧下さい。
①業界独自の制度
②消費者は石材店を選べない
③霊園内における石材店の序列
④「ご見学ですか?」に要注意!
⑤指定石材店制度の問題点?
⑥消費者庁の「6つの原則」と指定石材店制度
⑦指定石材店制度に関するトラブルの実例
⑧最終話:トラブルに遭わないために…
~つづく~
※参考文献:「霊園ガイド・2011上半期号」(株式会社六月書房発行)
「オリジナルデザインのお墓」について詳しくはこちらまで
http://www.daiichisekizai.com/design/cat_cat152/
神戸の「お墓のプロ」、(株)第一石材・能島孝志の神戸新聞取材記事はこちら!
http://mbp-japan.com/hyogo/daiichisekizai/
神戸・兵庫・阪神間の“いいお墓づくり”は「和型墓石」から「デザイン墓石」まで第一石材へ
http://www.daiichisekizai.com/
【墓石建立可能地域】
・東京周辺の首都圏
・関東地方
・中部地方
・近畿地方
・中国・四国地方