知らない人が損をする「指定石材店制度」という仕組み⑦指定石材店制度に関するトラブルの実例 /神戸新聞マイベストプロ神戸主催セミナー「お墓選びで知っておきたい5つのポイント」おさらい
悪質業者が引き起こす具体的なトラブルの事例
以下に、悪徳業者が引き起こす具体的なトラブル事例と、
それらを未然に防ぐための解説をご紹介していきます。
【事例.1】「宗教不問」の墓地だと聞いていたのに?
寺院の境内にある墓地を購入しました。
契約時に石材店の説明では、そこは寺院の敷地内にあるが、
檀家になる必要のない「宗教不問」の墓地だということでした。
後日、墓石の建立のために工事をお願いしようとすると、
お寺の住職から、お墓を建てるのであれば、
檀家になってもらわなければ困ると言われました。
すぐに石材店に確認をすると「墓地の購入に際しては檀家にならなくてもよいが、
お墓を建てるには檀家になっていただく必要がある」
「墓石の建立に至るまで宗教不問とは言っていない」という説明でした。
「話が違う!とても納得できません!」(50代男性)
【解説】墓地を購入する前によく確認を!
お寺の境内にある寺院墓地を購入して、お墓を建てるには、
ほとんどの場合、そのお寺の檀家にならなければなりません。
しかし、わずかではありますが「宗教不問」の寺院墓地もあるようです。
今回のケースでは過去の宗教・宗派には不問ですが、お墓を建立する際には、
その墓地の経営主体である寺院の宗派に属することが購入の条件である、
「過去の宗旨・宗派不問/要入檀家」という条件にもかかわらず、
この業者は「宗教不問」とだけ説明し、顧客を集めているようです。
「墓石の建立に至るまで宗教不問とは言っていない!」とは、
なんという屁理屈で理不尽な説明でしょう。
業者も業者ですが、このような石材店を「指定石材店」として、
指名しているお寺側にも問題があるのではないでしょうか。
中には誠実さを欠いたこのような業者もいますので、
墓地を購入する前に詳しく確認する必要があります。
~つづく~
※参考文献:「霊園ガイド・2011上半期号」(株式会社六月書房発行)
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http://www.daiichisekizai.com/design/cat_cat152/
神戸の「お墓のプロ」、(株)第一石材・能島孝志の神戸新聞取材記事はこちら!
http://mbp-japan.com/hyogo/daiichisekizai/
神戸・兵庫・阪神間の“いいお墓づくり”は「和型墓石」から「デザイン墓石」まで第一石材へ
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