お墓選びは石材店選び③墓石の産地偽装事件ではないの?/神戸新聞マイベストプロ神戸主催セミナー「お墓選びで知っておきたい5つのポイント」おさらい
霊園内における石材店の序列
民営霊園の指定石材店に選ばれたからといって、
すべての石材店が霊園内に常駐して、
墓所の案内や墓石の販売業務ができるとは限っていません。
(例外もありますが…)
霊園の経営主体側(お寺などの宗教法人や財団法人)に
選ばれた指定石材店の中にも序列があるのです。
その理由としては、霊園開発時の協賛金の額であったり、
霊園開園に至るまでに、いかに貢献したかであったり、
経営主体側とのコネクションの強さであったりと様々です。
これらの理由によって許可された指定石材店だけが
霊園内に常駐し営業活動ができるのです。
その数は数社から、霊園によっては
常駐出来るのは1社だけというところもあります。
常駐しているのが1社だけという霊園に、
お客様が見学に行かれた場合には、
必然的にその石材店が担当することになりますので、
墓石の建立もその石材店以外で建てることはできません。
(※この件に関しては例外はほとんど皆無です)
このように、霊園の指定石材店であっても、
霊園内に待機して営業活動を行っている業者と、
霊園外にてお客様を探し、霊園に案内する業者という
二種類の形態に分かれているのが一般的です。
こんな感じで一見公平に思える指定石材店制度の中でも
微妙なパワーバランスが働き、序列が出来ているのです。
指定石材店制度のある民営霊園(ほとんどはそうですが…)を、
「ちょっと見学してみたいなぁ!」と思った時には、
見学に行く前に、その霊園の指定石材店を事前に調べ、
霊園見学より先に、それらの石材店に行かれることをお薦め致します。
そして、「この石材店ならば!」と思うお店を見つけてから、
その石材店に霊園を案内してもらうことです。
そして、その霊園が気に入ればよし!
気に入らなければ、他の霊園を案内してもらうことも可能です。
もちろん、すべてを断ることも何の問題もありません。
霊園は気に入っているのに、石材店は気に入らない。
ということにならないためには……
民営霊園の場合は「霊園見学より、先ずは石材店選び」です。
~つづく~
※参考文献:「霊園ガイド・2011夏号」(株式会社六月書房発行)
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