中国産墓石の価格上昇・2012年/③行員不足と人件費の高騰
~前のコラムからの続きです~
【悪質業者を見極めるためにはどうすればよいか?】
これまで、悪質な業者が引き起こすさまざまなトラブルの実例と
アドバイスについてご紹介してきました。
では、そのようなトラブルに巻き込まれるのを未然に防ぐためには、
どのようなことに気をつければよいのでしょう。
一般の消費者の方々には、石材の品質や施工の技術といった専門的なことはわかりません。
また、契約書を交わすといった経験もそう多くはないはずです。
悪質な業者はそういった消費者の弱点につけ込んで、
中国産の石材を国産石材と偽り販売したり、契約書に複雑な条項を盛り込んだり、
あるいは口約束だけで曖昧なままごまかそうとするのです。
■悪質石材業者の見分け方
悪質な業者の見極め方としては、
先ず、意味のない安易な値引をする石材店は避けるべきです。
展示品であるとか、何か値引の理由があれば別ですが、
簡単に大きな値引きをするということは、
最初の価格提示がそもそも法外なものだった可能性があるということと、
お施主様には分かりにくいところや見えない部分で
石材の等級や職人の手間賃を下げたりすることにより、
原価を下げようとしているとも考えられます。
例えば、墓所の基礎工事や耐震施工をしっかりと行なうことは、
完成後のお墓の耐久性に大きく関わる大事な要素ですが、
お墓が建ってしまえば見えない部分であるため、
悪質な業者の手抜き工事を防ぎにくいのです。
基礎工事や耐震施工がいい加減だったために、
お施主様が後々深刻な苦労を抱え込むといった事態にもなりかねません。
~つづく~
※参考文献:「霊園ガイド・2011上半期号」(株式会社六月書房発行)
「オリジナルデザインのお墓」について詳しくはこちらまで
http://www.daiichisekizai.com/design/cat_cat152/
神戸の「お墓のプロ」、(株)第一石材・能島孝志の神戸新聞取材記事はこちら!
http://mbp-japan.com/hyogo/daiichisekizai/
神戸・兵庫・阪神間の“いいお墓づくり”は「和型墓石」から「デザイン墓石」まで第一石材へ
http://www.daiichisekizai.com/