良いお墓づくりは、良い石材店選びから「失敗しないお墓の建て方」最終話:こんな石材店から買ってはダメ!
~前のコラムからの続きです~
【悪質業者が引き起こす、具体的なトラブルの事例】
■事例.4 契約とは違う石でお墓を建てられてしまった!
高価な国産石材を使用してお墓を建立してもらう契約を交わしたが、
完成したお墓を見ると明らかに石が違うように感じられました。
石材のことに詳しい専門家に相談して確認してもらったところ、
約束したものより質の劣る中国産の石材が使用されていることが分かりました。
すでに納骨も済ませてしまっており、
故人に対して申し訳ない気持ちでいっぱいです。(60代・男性)
☛平成21年に大阪府で発生して広く報道された、
「石材産地偽装事件」と全く同じ手口の事例です。
これもやはり近畿地方の霊園での出来事ですが、
大阪の事件が発覚するよりも、さらに二年前(平成19年)に、
国民生活センターに相談が寄せられていたそうです。
この事件では、お墓を受注した石材店側も、
「石が違うとは知らなかった。自分もだまされた」と抗弁したそうですが、
その後の調査で石材店の社内から、中国語で書かれた石材のラベルや、
輸入の際に使われた船便の荷札などが見つかり、
石材店も偽装を認めざるを得なくなり、差額の返金に応じたそうです。
しかし、差額分のお金を返してもらっても、お墓を取り替えることはできません。
相談者の方の故人に対する想いは踏みにじられたままです。
万一、建立したお墓でこうした偽装が疑われるときには、
すぐに最寄りの消費生活センターに相談されることをおすすめいたします。
~つづく~
※参考文献:「霊園ガイド・2011上半期号」(株式会社六月書房発行)
「オリジナルデザインのお墓」について詳しくはこちらまで
http://www.daiichisekizai.com/design/cat_cat152/
神戸の「お墓のプロ」、(株)第一石材・能島孝志の神戸新聞取材記事はこちら!
http://mbp-japan.com/hyogo/daiichisekizai/
神戸・兵庫・阪神間の“いいお墓づくり”は「和型墓石」から「デザイン墓石」まで第一石材へ
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